ビジネス活用の可能性を探る
「iPad Pro」登場で“PC終了のお知らせ”がやっぱり現実に?
デスクではノート型PCとして使え、出先ではタブレットとして使用できる大型タブレットの「iPad Pro」。そのビジネス活用の可能性を探る。
米Appleの新型タブレット「iPad Pro」は、エンタープライズで大きな成功を収めるチャンスがある。そしてそれは、われわれが知っているようなクライアントPCの終了の幕開けとなる。
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ビジネスニーズを満たすiPad Pro
企業はPCコストの削減を目的に仮想環境への切り替えを進めている。iPad Proを使用することにより、社員は仮想環境で現行の全てのアプリケーションにアクセスし、強力なモバイルアプリケーションを使用して生産性を向上させることが可能だ。従業員がどこからでも仕事ができるようにし、かつデスクでは処理能力の高いツールにアクセスできるようにする必要がある。
iPad Proはその仕様と機能のおかげで、こうした条件を全て満たすことができる。
以前の「iPad」と比べて、iPad Proがより多くの差異をもたらしているのはなぜか。1つには、iPad Proの12.9インチのスクリーンが、より小型のモバイル端末と比べて、Windowsアプリケーションへのアクセスや操作を容易にすることだ。
iPad版「Microsoft Office」である「Office for iPad」といったネイティブアプリも、大型のスクリーンでより快適に使用できる。加えて、第3世代の64ビットプロセッサ「A9X」とモーションコプロセッサ「M9」の組み合わせにより、iPad Proのスペックは世に出ているエンタープライズ向けノート型PCの大部分と同等になっている。
画面分割機能「Split View」は、ビジネスユーザーにとって驚くべき機能だ。使用事例としては、例えば片方の画面で注文書に入力している間に、もう一方で販売のプレゼンテーションを表示する、といったものがある。また片方の画面でプレゼンテーション資料に適した画像を作成し、もう一方で画像を資料に適用する、といったことが考えられる。
カバーにもなるキーボード「Smart Keyboard」は、ユーザーが長い間待ち望んでいたものだ。このSmart Keyboardは、米Microsoftのタブレット「Surface Pro」シリーズのベストな要素の1つをコピーしたものではあるが、169ドル(国内価格は未公表)という値段の高さを除けば歓迎すべき要素である。
スタイラスペン「Apple Pencil」の将来性には興味をそそられる。マイナス面の1つは、どこに保管するかだ。会議にタブレットを持参する際、スタイラスペンを併せて持って行くことがある。その際、ペンを格納する場所があるタブレットケースはあまりない、ということに悩まされることが多々ある。
われわれはここ2、3年、大型のiPadが登場することを待ち望んできた。iPad Proは多くの機能が進化しているものの、画期的ではない。ただし全体的に見ると、そのサイズやプロセッサ、キーボード、スタイラスペン、OSは、iPad Proを今日世に出ている中で最良のモバイル生産性ツールにしている。
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