併用で大きなメリット
LinuxユーザーとWindowsユーザーが仲良くするには?(2/2 ページ)
どうすればLinuxをWindowsと共存させてインストールできるか
自社のユーザーがタスクによってLinuxとWindowsを使い分けたいと考えているのであれば、デュアルブート環境を構築することが最良の選択だ。その際に重要なのは、Windowsを先にインストールすること。一般的にLinuxはインストール時に、Windowsが端末に既に存在すると認識するからだ。デュアルブート環境では、コンピュータの起動時にWindowsとLinuxのどちらを起動するかを選択できる。Linuxデスクトップを使用する場合、「Ubuntu」が最良のディストリビューションだろう。だが、できるだけWindowsに近い操作感をユーザーに提供したければ、「Zorin OS」を採用するとよい。
LinuxをWindowsと共存させるもう1つの方法は、Linuxを仮想マシン(VM)にインストールすることだ。自社のユーザーが幾つかのLinuxアプリケーションを実行する必要があるだけの場合は、この方法が最適だ。「Oracle VM Virtual Box」や「VMware Player」などでVMを作成したら、Linux ISOファイルをダウンロードしてVMにインストールする。これにより、Linuxが動作するVMがWindowsアプリケーションのように機能する。
Linuxを試したいだけの場合はどうするか
自社のユーザーのハードドライブに新しいOSを追加インストールすると、ディスク容量が消費されるが、容量に余裕がないこともある。その場合、USBメモリにLinuxをインストールして実行すればよい。このアプローチは、ユーザーがLinuxをコンピュータにインストールせずに試しに使ってみて、このOSがどのように機能するかを調べたい場合にうってつけだ。
USBメモリにLinuxをインストールするには、以下の準備を行う必要がある。
- 選択したLinuxディストリビューションの最新版のイメージファイルをWindows PCにダウンロードする。
- ブータブルUSBメモリ作成ツール(「Rufus」など)をWindows PCにインストールする。
- 容量が少なくとも1Gバイトあり、中身が空であるか、または重要なデータが保存されていないUSBメモリを用意する。Linuxをインストールすると、USBメモリが再フォーマットされ、全ての保存データが削除されてしまうからだ。
準備ができたら、USBメモリをPCのポートに差し込む。ブータブルUSBメモリ作成ツールを起動し、目的のUSBメモリを選択する。続いてファイルシステム、クラスタサイズ、パーティション構成などを設定し、設定が完了したら、Windowsをシャットダウンする。再びPCの電源を入れ、所定の操作(PCによって異なる)でブートメニューを表示し、一時的な起動デバイスとしてUSBメモリを選択する。すると間もなくLinuxデスクトップが起動する。
このようにLinuxをUSBメモリから起動して実行すると、通常のようにPCにインストールして実行する場合よりも動作が遅くなることに留意しよう。また、選択したLinuxディストリビューションによっては、USBメモリから起動したデスクトップ上のインストールアイコンをダブルクリックすると、ハードドライブにディストリビューションをインストールできる場合がある。
LinuxはWindowsの代わりに使える可能性もあるが、短所もある。Linuxを完全にWindowsの代わりとして使用するよりも、WindowsとLinuxを組み合わせて使う方がよいだろう。
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