関連する3つのOpenStackモジュール
OpenStackでコンテナを制御する、新モジュール「Magnum」の威力とは?(2/2 ページ)
OpenStackコンテナのデプロイ先:ベアメタルとVM
通常、企業はコンテナを仮想エンティティとして共通のOSカーネルにデプロイする。だが、共通のOSでは、VMがもたらす分離とセキュリティのメリットは得られない。分離とセキュリティの要件を満たすためのデプロイ先として、企業はVMを選ぶことができる。第3のデプロイ先は、ベアメタルシステムだ。ベアメタルシステムを使用する場合、VMなしでコンテナアプリケーションをデプロイできる。OpenStackは、VMとベアメタルのどちらのコンテナもサポートしている。
例えば、Magnumで起動コンテナは、Heatオーケストレーションを使用して作成したNova VMインスタンスで動作する。だが、一部のアプリケーションでは高い移植性が必要である。ただし、VMベースのデプロイでは必ずしも移植性を実現できるとは限らない。そのため、開発者はイメージをサーバにデプロイして、目的のアプリケーションを起動する手法を好む。この場合、Ironicツールを使用すると、ハイパーバイザーと通信するためのAPIと1つの軽量なイメージを使用して、システムハードウェアに対してほぼ直接的にインスタンスをプロビジョニングできる。
Ironicでは、プリブート実行環境やインテリジェントプラットフォーム管理インタフェースなどのハードウェアレベルのサーバ機能を使用して、システムハードウェアのプロビジョニングと制御を行う。それから、ベンダー固有のプラグインを使用してさらに機能を追加することができる。例えば、Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、Ironic用に「OneView」管理プラットフォームを提供している。アプリケーション開発者は、OpenStackとベアメタル環境を切り替えながら、アプリケーションを開発して、クラウドに適切にデプロイできるよう改良できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
2
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
3
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
4
AIで人を減らした企業がもう心変わり 「AIブーメラン現象」の実態
-
5
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
6
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
7
10年かけてBIを再構築したアマノの一手 「権限がない」「予算がない」でもDXは動かせる
-
8
LLMの「過学習」、正しく説明している文章はどれ?
-
9
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
10
「業務改善とツール活用」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー