Oracleユーザー向け「SQL Server」無料化なども発表
Linux版「Exchange」の開発はあるか、「SQL Server on Linux」登場で高まる期待(2/2 ページ)
「Exchange」と「SharePoint」はLinux版が登場するか
Microsoftが3月に矢継ぎ早に進めたLinux対応は、SQL Server以外のサーバ製品にも広がるだろうか。Linux版が投入されそうな製品の筆頭は「Exchange」と「SharePoint」だろう。いずれも現在はWindows管理者がある程度管理している。この2つではExchangeの方が有力な候補だと考えられる。
SharePointはWebサーバの「Internet Information Services(IIS)」と広く結び付いており、SQL Serverと連係して提供する機能も多い。そのためSharePointのLinux版の投入は、費用対効果が高いとは考えられない。また既に多くのコラボレーション/メッセージングシステムがLinux向けに提供されている。筆者の知っている範囲では、SharePointをLinuxで使いたいと望む市場セグメントは思い当たらない。
ExchangeはIISと結び付いてはいるものの、そのために掛かるLinux版の開発コストはSharePointと比べて低い。また重要なメールを扱うExchangeは、要求の厳しいミッションクリティカルな環境で稼働するように設計されている。Linuxもこうしたシナリオで運用されることが多い。Exchangeの優れたグループウェアを求める市場は間違いなく存在する。Linuxで現在使える「Zoho」「Zimbra」といったグループウェアは改善の余地が多く、“Linux版Exchange”は有望だと筆者は確信している。
もちろん、以上は全て推測だ。Microsoftはクロスプラットフォーム対応を進めており、これまでにSQL Server on Linuxの投入計画とDebian GNU/Linuxベースのネットワークスイッチソフトウェアを発表している。Linuxを使用するデバイスは膨大な数に上る。だがMicrosoftが主要な機能や製品の一部を、今後も積極的にLinuxに対応させていくのかどうかは未知数だ。もっとも5年前に、Linuxで動くSQL Serverが登場するかどうかを尋ねられたら、私は一笑に付していただろう。今のご時世では何が起こっても不思議はない。
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