β版で「画面分割マルチタスク」をレビュー
徹底レビュー:iPadの後追いとは言わせない、「Android N」の“1画面2アプリ”機能を試してみた(2/2 ページ)
表示サイズ
小型のデバイスを使用している人にも、タブレットを使用するときに老眼鏡を引っ張り出したくない人にもありがたい新機能が、画面のアイコンやテキストのサイズを拡大/縮小できる「表示サイズ」機能だ。設定はシステム全体に適用される(画面3)。
ただし、画面上のあらゆるものを単純に拡大するわけではない。アイテムは大きいサイズに適した形で自動的に再配置する。また予想外の形で再配置することもある。最も大きい表示サイズと2番目に大きい表示サイズでは、ホーム画面に合うアイコンがほとんど存在しないのは理解できる。だがホーム画面が縦向きモードのときにしかこれらの表示サイズが利用できないのは想定外だ。
結論
Android Nには、ありがたい幾つかの変更が施されている。TechTargetがテストした限りでは、Android Nが歓迎されるOSになることは請け合いだ。Googleがβ版で画面分割式のマルチタスクに関する主な問題を解決し、この機能を十分に利用可能にするようアプリ開発者に働き掛ければ、Android Nを搭載するタブレットは、市場に出回っているiPadやMicrosoftの「Windows」搭載モデルの数々に比肩するだろう。マルチタスクほど重要ではないにせよ、それ以外の変更も間違いなく喜ばしいものである。
Googleは2016年5月に開催される「Google I/O 2016」で、Android Nの詳細を発表する予定だ。
現在のAndroid Nの安定度
Android Nで実装される変更点について喜んでいる人に朗報がある。TechTargetによるテストでは、この開発者向けのAndroid N Developer Previewはかなり安定性が高いことを確認できた。ただし、これはまだβ版だ。そのため、毎日使用しているデバイスへのインストールはお勧めできない。
この点についてGoogleは次のように強調している。「このリリース(Android N Developer Preview)には、全てのデバイスにおいて、安定性とパフォーマンス面でさまざまな問題がある。特に開発者以外のユーザーが、日常的に使用するスマートフォンやタブレットにインストールすることはお勧めできない」
Googleは、Android 6.0のスリープ機能を改善してAndroid Nの電源効率を高めようとしている。また「Project Svelte」という名の下、OSが必要とするバックグラウンドアプリのメモリ使用量削減に取り組んでいるが、Android Nに関しては実を結んでいない。「β版はまだ開発中のため、最終版より性能は低く、バッテリー寿命も短い」とGoogleは忠告している。それから、Googleの決済サービス「Android Pay」をはじめとする一部のアプリは全く動作しない点にも留意すべきだ。
とにかくAndroid N Developer Previewを試してみたいという人に加え、Nexus 9や「Pixel C」「Nexus 6」「Nexus 5X」「Nexus 6P」「Nexus Player」を所有している人は、Android Beta ProgramのWebサイトから無料でAndroid Nのβ版をダウンロードできる。インストール手順は簡単で技術的な専門知識は必要ない。後でアンインストールすることも可能だ。
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