光ファイバーは適材適所で
ケーブルを制する者は「10ギガ」ネットワークを制す(2/2 ページ)
10GBASE系
10ギガビットイーサネット規格が一般的になったのはここ数年だ。ただし、このIEEE規格は「IEEE802.3ae」として2002年に規格を策定している。10ギガビットイーサネットの主なメリットは、ギガビットイーサネットよりも10倍高速で、(既に普及している)銅線と光ファイバーをサポートしていることだ。10ギガビットイーサネットが、ワークステーションやノートPCなどのエンドポイントの接続で使用することはほとんどない。主にデータセンターでサーバ、スイッチ、ストレージデバイスを接続するために用いている。場合によっては、建物間やスイッチ間で基幹回線の接続に使用することもある。
10GBASE-T
10GBASE-Tは銅線に対応したイーサーネット規格だ。2006年に「IEEE802.3an」として策定作業が完了し、カテゴリー6(CAT6)とカテゴリー7(CAT7)のツイストペアケーブルでのみ接続をサポートしている。CAT6ケーブルを使用する場合、10Gbpsのスループットをサポートする伝送距離は最大37メートル(条件付きで55メートルまたは100メートルまで)だが、CA7ケーブルでは最大100メートルまでになる。
10GBASE-SR/10GBASE-LR/10GBASE-ER/10GBASE-LX4/LRM
光ファイバーを利用する10ギガビットイーサネットは、「10GBASE-SR」「10GBASE-LR」「10GBASE-ER」「10GBASE-LX4/LRM」など複数の規格を定義している。これらの概要は次の通りだ。
10GBASE-SR マルチモード光ファイバーを用いた短距離接続に使用する。850ナノメートルの波長を利用し、光ファイバーケーブルの種類によっては最大伝送距離が300メートルになる(コア/クラッド径が50/125マイクロメートルで波長が850ナノメートルの場合)。
10GBASE-LR 1310ナノメートルの波長を利用する。シングルモード光ファイバーケーブルを用いた最長10キロ(コア/クラッド径が10/125マイクロメートルで波長1310ナノメートルの場合)の長距離接続に使用する。
10GBASE-ER 1550ナノメートルの波長を利用する。シングルモード光ファイバーケーブルを用いた最長40キロ(コア/クラッド径が10/125マイクロメートルで波長が1550ナノメートルの場合)の超長距離接続に使用する。
10GBASE-LX4/LRM 10GBASE-LX4は、2016年時点で10GBASE-LRMに移行しつつある。10GBASE-LX4は、マルチモード光ファイバーを用いた場合は最長300メートル、シングルモード光ファイバーを用いた場合は最長10キロになる。1310ナノメートルの波長を利用する。10GBASE-LRM規格は、マルチモードファイバーのみを使用し、最長220メートルの距離に対応する。こちらも1310ナノメートルの波長を利用する。
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