「Galaxy S7」から継承された点とアップグレードされた点
徹底レビュー:頑丈過ぎる「Galaxy S7 Active」に高評価、それでも “惜しい”理由(2/2 ページ)
ソフトウェアと機能
Galaxy S7 Activeは、Googleの「Android 6.0.1」(Marshmallow)にSamsungの「TouchWiz」スキンを適用したOSを実行する。TouchWizに対する意見は分かれているが、TouchWizはAndroidのソフトウェアの見栄えを良くするものなので、TechTargetではおおむね好意的に評価している。
Galaxy S7 ActiveのTouchWizは、Galaxy S7のものと非常に似通っており、ホーム画面やレイアウト、アプリケーションは全く同じだ。これはつまり、Galaxy S7にもあった「ブロートウェア」(使用頻度が低いわりにコンピュータリソースを圧迫するソフトウェア)が、残念ながらGalaxy S7 Activeにプリインストールされているということでもある。Samsungの「Samsung Gear」アプリケーションや「Samsung Milk Music」「S Health」「S Voice」など、Samsungブランドの多数のアプリケーションがGalaxy S7 Activeにあらかじめインストールされている。
Galaxy S7 Activeで優秀な機能の1つが、画面を2つのアプリケーションに分割することができる「マルチウィンドウ」モードだ。このモードが全てのアプリケーションに対応しているわけではないが、Googleの「YouTube」ビデオを見ながらテキストメッセージを作成できるのは非常に良い。
だが、Galaxy S7 Activeの最も象徴的な機能は、「アクティビティゾーン」だ。Galaxy S7 Activeにはユーザー像が非常に具体的に設定されており、アクティビティゾーンがそのユーザーをこの上なく満足させるのは間違いない。アクティブキーを押すだけでアクティビティゾーンスイートが起動し、コンパスの表示や天気の追跡、S Healthの起動など、さまざまな便利機能を利用できる。アウトドア愛好家にとって、Galaxy S7 Activeは適したスマートフォンの1つだろう
Galaxy S7 Activeは、他にも巧妙なセーフティ機能が組み込まれている。アクティブキーをダブルタップすると、「エマージェンシーゾーン」が表示される。エマージェンシーゾーンは、1回のタップで即座に119番通報ができる。またこの動作をカスタマイズして、保存してある任意の緊急連絡先にあらかじめ作成しておいたテキストメッセージを送信することもできる。音声が必要な場合は、ビデオや音声のフィードを送信することも可能だ。
アクティブキーの機能をもう少し制御したい人のために、このキーはカスタマイズしてさまざまなアプリケーションを起動できるようになっている。独自のアプリケーションスイートを作成できたら素晴らしいのだが、残念ながらそれはできない。とはいえ、任意の目的のアプリケーションを素早く起動できる。
カメラ
Galaxy S7から引き継がれたもう1つのうれしい機能が、1200万画素カメラと500万画素正面カメラだ。デュアルピクセル技術が組み込まれた背面カメラは、パフォーマンスが高い。ハイキング中や薄暗い部屋で撮影すると、ほとんどのカメラではザラザラでゆがんだ写真になるが、Galaxy S7 Activeは鮮明な写真を撮れるので安心だ。当然ながら、Galaxy S7 Activeは照明が明るい場所での使用にも適している。ただし、Galaxy S7のように色が少し鮮やかになり過ぎる傾向がある。TechTargetとしては、より鮮やかに見えるのは実際は好ましいと考えている。しかし、写真を完全に正確な色で撮りたい場合は、鮮やか過ぎるのが少し問題になるだろう。このようにちょっとした難点があるが、それでもGalaxy S7 Activeが搭載しているのは市場で評価の高いカメラの1つであるといえる。
バッテリー持続時間
大容量の4000mAhバッテリーは、Galaxy S7 Activeの大きな強化点といえるだろう。Galaxy S7の3000mAh、Galaxy S6 Activeの3500mAhと比べると、増強されている。画面の明るさを最大に設定して、Wi-Fi経由で「Netflix」で動画をストリーミング再生したところ、テストしたGalaxy S7 Activeでは12時間15分もバッテリーが持続し続けた。Samsungの「Galaxy S7 Edge」のバッテリー持続時間が10時間48分で十分だと思っていたが、Galaxy S7 Activeはその持続時間を上回っている。Always On Displayを有効にした状態では、バッテリーは1回の充電で数日間持続する。そのため、Galaxy S7 Activeはハイキングやキャンプに最適なスマートフォンといえる。
結論
Galaxy S7 Activeの頑丈さを重視したデザインは、Galaxy S7の洗練されたデザインには及ばないかもしれないが、頑丈を売りにするスマートフォンとして魅力的だ。軽量で持ちやすい。Galaxy S7 Activeは、強力な性能、薄暗い場所でも使えるカメラ、美しいディスプレイなど、Galaxy S7の優れた属性をそのまま全て備えたうえに、バッテリー持続時間が強化され、幾つかの新機能も追加されている。
とはいえ、Galaxy S7 Activeは完璧ではない。もともと高価なGalaxy S7よりもさらに100ドル高いうえ、利用できる通信事業者が限られているため、多くの消費者は最初から購入できないのだ。水ぬれでデバイスが故障するという報告が多数あるのはあらためて指摘するまでもない。キャリアが限定されているのが厳しい制約になっているが、現在AT&Tを利用している場合はGalaxy S7 Activeが素晴らしい選択肢となる。
長所
- 飛散防止仕様の美しいディスプレイ
- 強力な性能
- 薄暗い状況で撮れるカメラ
- 素早く充電できる大容量バッテリー
短所
- AT&Tでしか利用できない
- 高額
- 従来の主力機種より厚みがある
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