似た設計と機能を持つ2つのデバイスを徹底比較
「iPhone 6s」を選ぶべき人と、「Galaxy S7」を選ぶべき人 比べて分かったその理由(1/3 ページ)
Appleの「iPhone 6s」とSamsungの「Galaxy S7」は、搭載しているOSの違いはあるが、似た性能を持つ機種だ。どちらの機種が優れているのか比較してみた。
AppleとSamsung Electronics(以下、Samsung)は、長い間、米国のスマートフォン市場の覇権を争ってきた。2016年の時点で、それぞれの製品ラインアップにミドルサイズの主力モデルとしてSamsungは「Galaxy S7」、Appleは「iPhone 6s」を持っている。
Googleの「Android」とAppleの「iOS」をOSとして搭載しているという明確な違いがあるにもかかわらず、両デバイスの設計と機能群には似たところがある。本稿では、どちらのデバイスが最適なのかを見ていく。
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徹底レビュー「Galaxy」編
構造とデザイン
Galaxy S7の方が若干画面は大きい。そのため、iPhone 6sよりやや大きくて重いのは当然のことだろう。だが、その差は微々たるもので、実際の使用感には影響しない。
iPhone 6sは、シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色で展開している。一方、Galaxy S7は、シルバーチタニウム、ゴールドプラチナ、ブラックオニキスの3色展開だ。ただし、一部の米国通信事業者では、シルバーチタニウムのGalaxy S7を取り扱っていない。どちらの外観も流行を取り入れている。
Galaxy S7とiPhone 6sには、共通して1つ残念な特徴がある。それは、いずれも滑らかな筐体であるが故に握りづらく、机やテーブルから滑り落ちやすいことだ。そのため、グリップを強化するケースの使用をぜひともお勧めする。
Galaxy S7の最も重要な設計上の強みは防塵と防水テストをクリアしていることだ。つまり、技術的には水深約1.5メートルで最大30分間の水没に耐えられる。ただし、Galaxy S7のレビュー記事(徹底レビュー:iPhoneファンも欲しがる「Samsung Galaxy S7 edge」に死角はない?)で述べた通り、この機能は何かをこぼしたときや暴風雨のとき向けものと考えるのが妥当だろう。
防水ではないものの、iPhone 6sの耐久性はGalaxy S7よりも高いようだ。それを裏付けるのはスマートフォン向けに保証サービスを展開しているSquareTradeである。同社がiPhone 6sに対して回転テストを実施したところ、iPhone 6sはテストを耐え抜き、無傷だった。これは、7000シリーズアルミニウムで構成された筐体のおかげだろう。また、約1.8メートルの高さから本体の角を目掛けて10回落下させても表面がわずかに傷付いただけだった。一方、Galaxy S7は同社の回転テストをiPhone 6sほど上手く乗り切ることはできなかった。バックパネルには”大きな損傷”が残り、ディスプレイにも小さなひびが入った。また、本体の角を目掛けて4回落下させたところ、Galaxy S7のディスプレイには亀裂が入った。なお、約77キロの圧力をかける屈曲テストには、どちらも耐えることができた。
ディスプレイ
Galaxy S7のディスプレイサイズは5.1インチとやや大きい。一方、iPhone 6sは4.7インチだ。大きな差ではないが、多くのユーザーはわずかでもディスプレイサイズが大きいことを歓迎する。
Galaxy S7の解像度は2560×1440ピクセルと高く、画素密度は577ppiと桁外れに高い。これに対して、iPhone 6sの解像度は1334×750ピクセルで、画素密度の数値は326ppiとなっている。この点に関してAppleの主張によれば、iPhone 6sのピクセル密度は肉眼でディスプレイを見たときにドットの集まりではなく連続的な平面として人間の目が認識する限界の値だという。
これは重要な問題を提起している。それは、ある点を過ぎるとピクセル密度の増加は過剰なものになり、Galaxy S7はその点を優に越しているということだ。どちらのデバイスでも文字と画像は実に鮮明に表示される。Galaxy S7に上乗せされたピクセルは何の改善ももたらしていない。
その一方で、Galaxy S7に搭載されているSamsung製有機ELディスプレイ「Super AMOLED」は、iPhone 6sよりも表示がはるかに奇麗だ。Super AMOLEDは各ピクセル自体が発光するバックライトに頼らないテクノロジーだ。この仕組みにより鮮明な色が実現されている。TechTargetが実施したGalaxy S7のレビューでは、「ディスプレイは本当に美しく、色に深みがあり見事に調和している」と評価した。iPhone 6sのLCDディスプレイが見づらいわけではないが、Galaxy S7には及ばない。だがその争点は、「素晴らしい」か「感動的」なのかというハイレベルなものだ。
iPhone 6sには圧力感知ディスプレイが搭載されている。これは、Appleの「3D Touch」と呼ばれるシステムで、iPhone 6sの目玉機能だ。3D Touchにより、ユーザーは画面を強く押し込むことで使用頻度の高いオプションが並ぶ便利なメニューが表示される。このメニューは大幅な時間の節約になる。
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