似た設計と機能を持つ2つのデバイスを徹底比較
「iPhone 6s」を選ぶべき人と、「Galaxy S7」を選ぶべき人 比べて分かったその理由(2/3 ページ)
端子、ボタン、スピーカー
microSDカードを使えば、Galaxy S7のストレージは最大200GBまで拡張できる。Appleは相変わらずメモリカードスロットを同社のiOS搭載デバイスに配置することを拒んでいる。
iPhone 6sのストレージ容量を増やしたい場合は、データ転送兼充電用のAppleの「Lightning」端子に接続するフラッシュドライブやmicroSDカードリーダーを使用できる。だが、これはmicroSDに匹敵する手段ではなく次善策になるだろう。Galaxy S7にはmicroUSB端子が搭載されている。このmicroUSB端子にはフラッシュドライブ、カードリーダー、それから好評を博しているSamsungのウェアラブルデバイス「Gear VR」を接続できる。
どちらのデバイスもディスプレイの下には、指紋認証センサーの役割を兼ねた大きなホームボタンが配置されている。Appleの生体認証セキュリティシステムに対する満足度は以前から高い。一貫性があり、信頼性に優れ、高速であることが実証されているからだ。一方、Galaxy S7の指紋認証システムについては細かい注意が必要だとレビュー記事で評価済みだ。
Galaxy S7には心拍センサーが内蔵されている。健康管理にスマートフォンを活用したいユーザーにとっては重宝するだろう。
どちらのデバイスも一般的な電源ボタンと音量ボタンが搭載されており、全てのボタンがいつも通りの場所に配置されている。
パフォーマンス
iPhone 6sは、1.84GHzで動作するAppleの64ビットデュアルコアプロセッサ「A9」を中心に構成されており、2GBのRAMを搭載している。一方、米国版のGalaxy S7は4GBのRAMを搭載し、64ビットのQualcommの「Snapdragon 820」プロセッサを原動力として動作している。Snapdragon 820は、動作クロック1.6 GHzのコア2基と、より高速な2.15GHzのコア2基、合計4基のコアを備えている。
その結果、Primate Labsの「Geekbench 3」マルチコアベンチマークテストでは、Galaxy S7の方が優れた成績を収めている。Galaxy S7が4980ポイントを獲得しているのに対して、iPhone 6sは4330ポイントという結果だ。
ベンチマークで何もかもが分かるわけではない。そのため、実際のパフォーマンスに関して、どちらのデバイスを使用しても遅いと感じることはない。非常に負荷が高いアプリでも難なく動作する。また、日常的な操作は基本的に瞬時に処理される。
iPhone 6sには、16GB、64GB、128GBのモデルが用意されているが、Galaxy S7には32GBのモデルしかない。ただし、Galaxy S7はmicroSDスロットを使用して最大200GBまでストレージを追加できる。そのため、容量についてiPhone 6sの優位はわずかなものといえる。
ソフトウェア
本稿執筆時点で、iPhone 6sはAppleの「iOS 9.3」を実行している。一方、Galaxy S7はGoogleの「Android 6.0 Marshmallow」を搭載している。各OSの機能の詳しい違いについては、AndroidとiOSの比較記事(iPhone搭載の「iOS」を好む人と、「Android」が大好きな人の違い)を参照されたい。
Samsungは、独自の「TouchWiz」UIを使用してAndroidに調整を加え、Googleが提供しているAndroidに足りないと同社が見なす機能を幾つか組み込んでいる。特筆すべきは、分割画面によるマルチタスクシステムを実装していることだ。理論的には素晴らしい機能だが、5.1インチのディスプレイでは実用性が限られる。これはタブレットで大きな効果を発揮する機能である。
Appleの「iPhone」はプリインストールアプリの数が比較的少ないことが多い。プリインストールアプリとは、メーカー側の強いこだわりによってデバイスに組み込まれたサービス用アプリのことだが、ほとんどのユーザーは欲しがらない上に削除もできない。ただし、こうしたアプリの数は通信事業者によって異なる。本稿で使用しているVerizon WirelessのGalaxy S7は、プリインストールアプリが少なくない。Samsung製のアプリが5つで、Verizon Wirelessのサービスアプリも少数組み込まれている。購入直後の時点で、Galaxy S7の容量のうち約9.5GBがプリインストールアプリで占められている。一方、iPhone 6sは5GB弱だ。
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