革新が求められている企業のデータ保護戦略
単なるバックアップとは違う「包括的データ保護」に必要な“5つのC”とは?(2/2 ページ)
データ保護の5つの「C」
企業がデータの管理、データの可用性確保、包括的なデータ保護のいずれかを実現するためには、ある枠組みが必要になる。この枠組みのことをESGでは、データ保護に関する5つの「C」と呼んでおり、これは次の要素で構成される。
コンテナ(Container)
運用ストレージと保護ストレージについて、企業は複数の「コンテナ」(リポジトリ)を持っている必要がある。これには、テープ、ディスク、クラウドが含まれる。
コンジット(Conduit)
企業は複数の「コンジット」(データコピーの仕組み)を保有している可能性が高いはずだ。これにはハードウェアベースのスナップショット/レプリケーションシステムやバックアップアプリケーションに加え、データベース、仮想マシン、SaaS(Software as a Service)専用のツールを含む。
コントロール(Control)
コンテナとコンジットにはさまざまな種類がある。そのため企業は、それぞれに対して過不足ない保護を保証できる、単体の「コントロール」手段(ポリシーエンジン)を探さなければならない。
カタログ(Catalog)
どのコンジットで作成したかに関係なく、「カタログ」はコンテナ全体で保存している要素を記載したものでなければならない。カタログの充実さを売り込むベンダーもいるが、そのようなベンダーは単に、ファイルセットを列挙したバックアップ作業の目録を用意しているだけのことも少なくない。こうしたベンダーの製品からは、保存されたデータに内在するコンテキスト(背景情報)を基にしたビジネス価値や、隠れたビジネス価値を得ることは不可能だ。
コンソール(Console)
データ保護の環境全体に意味を持たせるためには、ほとんどの企業では複数の「コンソール」が必要になる。そうすることで、さまざまな立場の担当者がコンテキストベースの洞察を提供できるようになる。IT運用に関する専門家がカタログから洞察を得て、コントロールを機能させるのに役立つ情報を提供するために、さまざまなストレージアレイやバックアップ/レプリケーションシステムに対して包括的にアクセスできる画面が必要だ。
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