Docker for Windowsのメリットと制限事項
DockerとWindowsについて知っておくべき“全てのこと”(2/2 ページ)
Docker for Windowsの今後
前述の制限事項があるため、当分、DockerとWindowsの現実的なユースケースはDocker for Windowsをテストすることに限定される。つまりWindowsアプリケーションを開発していて、アプリケーションのDocker化を試すなら、Windows 10を利用して作業に取り掛かると良い。遠からずWindowsでDockerを運用に使用できるようになると考えるべきではない。
この状況を変えるには、Dockerが他のバージョンのWindowsもサポートすることが必要になる。最低でもMicrosoftの「Windows Server 2012」をサポートすることが重要だろう。2015年時点では、「Windows Server 2003」がまだ大半の企業で使用されていると報じられた。つまりWindows Server 2016が十分な市場シェアを獲得し、WindowsでDockerを使用することが多くの企業にとって現実的な提案になるまでには恐らく長い時間がかかる。
また、Windows上でDockerを問題なく運用に使用できる準備を整えるには、DockerとMicrosoftがWindows用コンテナネットワークに対する取り組みを完了しなければならない。それに加え、Dockerエコシステムを拡張することで、サードパーティーのコンテナ管理ソリューションやコンテナ監視ソリューションがWindowsホストと連係できるようにすることも不可欠だ。今のところDockerエコシステムはまだLinux中心の傾向が強い。
こうしたことが全て実現すれば、DockerとWindowsを用いることで、開発者や管理者はWindowsベースのクラウドインフラにアプリケーションを導入する全く新しい方法を利用できるようになる。誕生時にはLinuxと切っても切れない関係にあり、リリース後3年が経過したばかりのDockerプラットフォームにとって、これは一大事だ。
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