優れたSDS製品とは
物理構成に縛られない自由なストレージ運用をかなえる、SDS製品への期待(2/2 ページ)
SDS製品の代替構成について
SDS製品では代替手段を検討できることが重要になっている。SDS製品の最重要目標はできるだけ高速にデータを転送することだ。ハイパーコンバージドシステムは依然としてボトルネックに苦戦している様子が見られ、輝かしいパフォーマンスを発揮するには至っていない。例えばネットワークが大きな問題になっている。オールフラッシュアレイでは、一般的に40ギガビットイーサネット(GbE)以上のリンクが利用されている。一方、ハイパーコンバージドアプライアンスでは共有型の10GbEリンクを使用している。
データフローを見直して、Remote Direct Memory Access(RDMA)機能をイーサネットシステムに追加すると間違いなく役に立つ。イーサネットリンクの追加でも、同様の効果が得られる。ただし優れたキャッシュアプローチと慎重なデータの管理が必須だが、SDSインフラには、まだこうした要素が用意されていない。
ユーザーは2018年までにオールフラッシュ環境に移行することになるだろう。Seagate Technologyは、1
5000rpmの企業向けHDDを今後開発しないことを最近発表している。SDS製品では、ストレージノードまたはハイパーコンバージドアプライアンスで高速なSSDを使用した場合の耐用年数に対処しなければならない。この指針となる課題に対してベンダーが答えを提示することが不可欠だ。その際には、こうした高速なSSDの潜在的なパフォーマンスを引き出す方法について詳しく説明する必要もある。現時点のSDS製品の進化においては、今もなお多くのサービスでベンダーロックインが発生していることに留意されたい。
最後に言及しておきたいことがある。それは、SDSが単体では存在し得ないことだ。SDSのネットワーク版に相当するソフトウェア定義ネットワーク(SDN)は、ハードウェアとソフトウェアのエコシステムにおいて、はるかに先を行っている。だが優れたSDS製品なら、SDN環境と連係して、SDSとSDNの足並みをそろえる自動オーケストレーションを実現できるはずである。この点についてもSDSベンダーの候補に質問を投げ掛けてほしい。そして、詳しい返答を求めるべきだろう。
ソフトウェア定義のデータセンターは、IT部門が避けて通れない未来だ。ソフトウェア定義の領域は変化が激しく、急速に進化している。まだSDS製品を利用したことがないのなら、今こそ一歩を踏み出してみるべきだろう。2019年までには、柔軟性とコスト面のメリットが他の懸念事項を大きく上回ることが予想される。あらゆる企業にとってSDS製品が重要な戦略になる可能性は高い。
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