「Surface Hub」のライバル登場
1つ3役こなす「Cisco Spark Board」、大型ディスプレイが会議をどう変える?(2/2 ページ)
市場は拡大
企業は会議室向けのインタラクティブディスプレイの進化に注目している。Nemertes Researchの調査では、全体の4分の1近くの企業が既にインタラクティブディスプレイを導入しており、47%が導入を検討中だと答えている。
レイザー氏によれば、主なユーザー層は、視覚的なコンテンツを共有し操作する必要がある小規模チームだ。こうしたチームは、研究開発やエンジニアリング、製品設計、マーケティングなどの分野に多い。
さらにNemertes Researchの調査によれば、企業はインタラクティブディスプレイに会議室1室当たり年間約1万ドルの予算を当てている。「従って、Ciscoの価格は市場で十分に戦えるものだ」とレイザー氏は語る。
Ciscoは、Spark Boardに合わせてCisco Sparkを刷新し、その一環としてCiscoのビデオ会議ソフトウェア「WebEx」の機能を組み込んだ。WebExについては、スタンドアロン製品としての提供も続く。さらにCiscoは、Cisco Sparkに新しいダッシュボードを追加し、会議やメッセージング、ビデオ/音声通話、ファイル共有、Spark Boardの使用などを管理できるようにしている。
またCiscoはパートナー企業やリセラー向けに、Cisco Sparkにアプリケーションを追加するためのAPIも発表した。
「Spark Board」対「Surface Hub」
Ciscoにとって、コラボレーションソフトウェアとインタラクティブディスプレイの市場における最大のライバルはMicrosoftだ。Microsoftは2016年に大画面のコラボレーションデバイス「Surface Hub」をリリースしている。アナリストによれば、Spark BoardはSurface Hubと互角に戦うことになりそうだ。
Surface Hubの最初のモデルを使用する企業からは、チームで便利に使うためのソフトウェアがないとの不満が上がっている。さらにSurface Hubは外線通話を発信する機能がない。
こうした欠点があるにもかかわらず、Surface Hubの価格は55インチモデルが9000ドル、84インチモデルが2万2000ドルと高めだ。
「CiscoのSpark Boardはさまざまな機能を搭載する。Surface Hubの価格と機能を考えると、Spark BoardはMicrosoftを相手にかなり健闘しそうだ」。UCコンサルティング会社PKE Consultingのフィリップ・エドホルム氏はそう指摘する。
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