不慮の事故を回避するために
ノートPC“突然死”を回避するための10の方法(2/2 ページ)
6. 高温多湿な場所に放置するべからず
ノートPCの仕様には、環境条件として運用可能な温度の範囲が明記されている。一般的な温度の範囲は、5~35度だ。ただし、この範囲はノートPCによって異なるため、正確な範囲については取扱説明書を参照してほしい。いずれにせよ、ノートPCは、この範囲の温度で管理する必要がある。冬にノートPCを車内に一晩置いておくのは良くない。凍えるような寒さは、バッテリーや画面などに負担が掛かる。夏についても同じことがいえる。日の当たる場所に駐車した車内にノートPCを放置してはならない。というのも、車内の気温は40度近くになるからだ。
7. 画面は化学薬品で拭くべからず
ノートPCの画面をきれいにするのに、化学薬品を使用する必要はない。ノートPCの画面の表面は繊細できれいな布で拭けば十分だ。マイクロファイバーのタオルで拭くのもいいだろう。
8. ファンを遮るべからず
コンピュータ全般にとって最大の敵は発熱だ。熱の逃げ場が限られているノートPCは、発熱に弱い。ノートPCにファンがあるなら、通気孔(特に本体底面にある通気孔)と排気孔をふさぐことがないように留意されたい。Eurocomの「Eurocom Tornado F5」などの高性能なノートPCは、適量の空気の流れを確保できないことで受ける影響が大きい。このようなノートPCは、膝の上やベッドなど、起伏のある場所で使わないようにすることが重要だ。そのような場所で使用すると、ノートPCの損傷を引き起こす恐れがある。ノートPCは、固い平らな場所に置いたときに最高のパフォーマンスを発揮する。
ファンが搭載されていないノートPCでも、ある程度は空気の流れを使用して冷却を行っている。不安定な場所では、ノートPCに負荷が掛かるようなことは行わないことが重要だ。
9. 目の届かないところにノートPCを放置するべからず
これは自宅以外の場所でノートPCを使用しているときのアドバイスになる。カフェでノートPCを使用している場合、席を立ってトイレに行くときには、ノートPCを片付けて他の荷物と一緒にトイレまで持っていくことをお勧めする。大型のノートPCでも、簡単に持ち上げて、あっという間に持ち去られてしまうからだ。利便性にリスクを冒す価値はないことを肝に銘じてほしい。
大学の寮や見知らぬ人が頻繁に出入りする場所でノートPCを使用する場合は、セキュリティワイヤーを導入することをお勧めする。ノートPCの大抵のモデルにはセキュリティロックのスロットがある。また、ノートPCメーカーのWebサイトには、サポートされているロックのスタイルが明記されている。KensingtonとNoble locksが2大メーカーで、下記の写真はKensingtonの製品だ。価格は20~50ドルと、種類によって異なるが、安心が買えると思えば決して高くはない。
それから、コンピュータアカウントをパスワードで保護することもお忘れなく。ノートPCから離れるときには、ノートPCをロックするか、アカウントからサインアウトしよう。
10. 開封した飲み物を近くに置くべからず
飲み物には注意を払っているかもしれないが、子供についてはどうだろうか。それから、ペットは、さらに最悪の状況を引き起こす可能性がある存在だ。開封した飲み物が倒れたときに内容液がかかる範囲に電子機器がある状態は、いつ事故が起きてもおかしくない。パナソニックの「TOUGHBOOK CF-20」など、頑丈さを売りにしているノートPC(関連記事「『TOUGHBOOK CF-20』は他にないタフネス2-in-1、日常使いもあり?」)を使用していない限り、ノートPCの近くには飲み物を置かないのが賢明だ。ふたを閉めることができるタイプの飲み物を購入するか、コーヒーを飲むのには、倒れても取れないふた付きのサーモマグを使用するといい。
最後に:不慮の事故に対する保証
2017年現在、私たちは少なくとも10年にわたってポータブル電子機器と付き合ってきたことになる。その間に、幾つかの異なるデバイスを使用したことだろう。電子機器が壊れたり、破損したりしただろうが、その事象はどのように起こったのだろうか。本稿で紹介したシナリオが、思い出としてよみがえってくる方もいるであろう。
予防策を講じても、ノートPCでは不慮の事故は起こり得る。あなたに過失がなくても、最終的な結果は同じだ。あなたに過失がないからといって、ノートPCの修復や交換が行われるわけではない。不慮の事故に対する保証延長サービスに加入したいと思う方もいるだろう。事故を引き寄せがちな人であれば、このような保証に入るのもいいだろう。ただし、有料の保証だからといって、あなたが望むことを全て保証しているとは限らない。
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