著名なストレージベンダーの見解も解説
SSDにはファイバーチャネル ベンダー11社調査で分かったフラッシュストレージの実態(2/3 ページ)
パフォーマンスとストレージの要件に左右されるネットワークの刷新
Dell EMCのジョン・シーガル氏
Dell EMCでコアテクノロジー部門の製品マーケティングバイスプレジデントを務めるジョン・シーガル氏は、ネットワークの利用と使用事例は、ストレージネットワークの種類に左右されることが多いと語る。同社の「VMAX」アレイは16Gbpsと10GbEを利用可能で、「XtremIO」オールフラッシュアレイは現在8Gbpsファイバーチャネルと10GbEのiSCSIを利用できる。なお、Dell EMCによると、フラッシュベースのストレージユーザーの約80%がファイバーチャネルを使用し、約20%が10GbEのiSCSIを使用しているとのことだ。
シーガル氏は、フラッシュ対応のストレージシステムを追加するときに既存のSANネットワークテクノロジーを評価して、より高い帯域幅とパフォーマンスを問題なく利用できるかどうかを確認するよう顧客にアドバイスしている。また、同じタイミングでSANスイッチを更新するのが賢明な場合もあると同氏は補足する。
Oracleのボブ・マネス氏
Oracleの「FS1 Series」ストレージシステムの早期試験に参加したユーザーは、フラッシュで起こっていたパフォーマンスのボトルネックがシステムを取り巻くネットワークインフラに移っていく様子を目の当たりにしている。スイッチとアダプターは、共有ストレージのSSDを活用するのに十分な速度でFS1 Seriesに負荷を分散することができなかった。そう語るのは、Oracleで製品管理のバイスプレジデントを務めるボブ・マネス氏だ。
「16Gbpsファイバーチャネル、InfiniBand、10GbEは、いずれもフラッシュストレージと問題なく機能する。だが、システムをスケールアウトするにつれて、8Gbpsファイバーチャネルでは、ユーザーがフラッシュから得られるメリットが制限されることになる。そのため、大半の顧客は、8Gbpsから16Gbpsファイバーチャネルという自然な遷移を遂げている」(マネス氏)
8Gbpsから16Gbpsファイバーチャネルに自然と遷移する、という意見とは別の主張もある。「当社の顧客の大半は、8Gbpsファイバーチャネルで問題なく運用できていることが多い。一般的にアップグレードが行われるのは、GbEがパフォーマンスに影響することが多いiSCSIネットワークだ」とDell Storage(現Dell EMC)で製品管理を統括しているボブ・ファイン氏は語る。
Pure Storageのボーン・スチュアート氏
オールフラッシュストレージシステムを扱うPure Storageの顧客は、ストレージインフラの更新とは異なるタイミングでネットワークインフラを更新している。これは同社でチーフテクノロジーエバンジェリストとして働くボーン・スチュアート氏の指摘だ。ファイバーチャネルとイーサネットのどちらを使用しているかは関係ない。これには、Pure Storageの「FlashStack」やCisco Systemsのコンバージドインフラなどとの相関関係があると同氏は見ている。
Pure Storageの顧客が使用しているストレージネットワークテクノロジーの内訳は、ファイバーチャネルが80%、iSCSIイーサネットが20%だ。また、エントリーレベルのシステムを購入する傾向がある中小企業は、iSCSIを選ぶことが多いとスチュアート氏は語る。
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