単一製品ではなく製品群としての特徴を把握
徹底比較:11社の中で「最も自社に合う」EMM製品ベンダーはどこだ?(4/4 ページ)
SOTI
SOTIのEMMスイート「SOTI MobiControl」は、Androidデバイスを大規模に展開する企業に有益かもしれない。このプラットフォームを使えば、企業はデバイス当たりの初期コストを低く抑えながら、Androidスマートフォンおよびタブレットを展開できるからだ。このことは、中南米やアジア太平洋地域などの新興市場では特にメリットになる。これらの地域では、iOSデバイスの価格はiPhoneの10%にとどまることもある。
SOTIは、耐久性が求められるデバイスやAndroidデバイスに特に力を入れているが、MobiControlの中核ツールは、iOSやWindowsプラットフォームにも対応している。
SOTIは、市場の細分化が進むAndroidデバイスを管理するために、多くの業界プロトコルと自社のAPIをサポートしている。例えば、Samsungの「Knox」, Googleのエンタープライズ向けAndroid API、ソニーのAPI、SOTI独自の「Android+(Plus)」技術を強力にサポートしている。
SOTI MobiControlは、Androidに多額の投資を行っている企業に最適だ。運輸や接客業、小売り、現地サービス、製造、ヘルスケアなど、さまざまな業種の企業がこうした投資を行っている。
MobileIronと同様に、SOTI MobiControlはスタンドアロン製品だ。さまざまなサービスをまとめて契約できない顧客は、料金交渉が難しくなる。
VMware
VMwareは2014年にEMM製品を提供するAirWatchを、続いて2015年末にメール管理アプリを提供するBoxerを買収した。これらの買収で得たツールを組み合わせることで、VMwareの「VMware AirWatch」は、EMM市場で最も人気のある製品の1つとなった。
VMware AirWatchの中心的なEMMツールはクラウドに展開され、Microsoftが提供する「Microsoft Active Directory Federation Services」のようなオンプレミス企業認証サービスに接続できる。VMware AirWatchは、少数のアカウントから、非常に大規模な国際的アカウントへの高速なスケールアップを実現している。
ユーザーはVMware Boxer経由で電子メールに安全にアクセスできる。VMware BoxerはAndroidもサポートするようになった。
VMwareは、ウェラブルやカスタムビルトツールといったIoTデバイスの管理ツールもデプロイしている。
業界では、「EMCとDellの合併に伴い、VMwareのEMMサービスは、社内で必要なレベルの支援が受けられなくなるかもしれない」と懸念する声もある。EMCはVMwareの親会社だが、VMwareのEMMサービスは、合併会社(Dell EMC)のビジネス全体に占める割合が小さいことから、なおざりにされかねないからだ。
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