SDNの基礎とWindows ServerのSDN機能をざっくり整理
「Windows Server 2019」も搭載、いまさら聞けない「SDN」とは
ネットワークの構築や運用を効率化したり、セキュリティを向上させたりする上で注目すべきなのが「SDN」技術だ。Microsoftが「Windows Server」に導入したSDN機能と併せて、そのメリットをあらためて見ていこう。
ITインフラ運用の効率化を求める企業が増えつつある。ソフトウェアでネットワークを動的に制御する「ソフトウェア定義型ネットワーク」(SDN)の考え方に基づく技術は、管理者がこうした要求に対処する一つの方法となっている。
サーバやストレージは仮想化の採用が広がる一方、ネットワークは依然として、大抵はベアメタル(物理)のままだ。新しいネットワークセグメントの作成やセキュリティの確保のためには、手動でセットアップや構成をする必要がある。
SDN技術は、管理者による一元的なネットワーク構築/管理を可能にする。MicrosoftがサーバOS「Windows Server」で提供するSDN機能には、管理者がネットワークの迅速な変更を可能にして、ソフトウェア定義型データセンター(SDDC)を実現するために必要な、多くの技術が凝縮している。
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SDNなどのネットワーク技術を知る
SDNはIT担当者にどう役立つか
LANを構成するさまざまな物理デバイスと仮想デバイスを一元的に構成、監視、管理できるようにする上で、SDN技術は大いに役立つ。ここでいう「デバイス」には、ネットワーク内のルーターやスイッチ、ゲートウェイ、ファイアウォールなどがある。
ネットワークに接続する各デバイスに対して、SDN技術でソフトウェアベースの包括的な制御を確立できれば、管理者はセットアップや構成の手間を省ける。こうした制御の下でネットワーク構成の自動化を推進したり、ポリシーの作成と強制によってセキュリティの向上を推進したりできる。
管理者はSDN技術を使用することで、ネットワークに接続した各デバイスをオンデマンドで構築、変更できる。各デバイスの設定を手作業で直接変更する必要がない。SDN技術を使ってネットワークを論理的に分離すれば、マルウェアのネットワーク内の拡散防止に役立つ。
Windows ServerのSDN機能
Microsoftは「Windows Server 2012」でSDN機能を導入した。Windows Server 2012は、管理者がハードウェア構成を調整することなく、セグメント化されたネットワークを構築、制御できる機能を提供した。
「Windows Server 2016」はこのSDN機能をベースに、ネットワークを集中管理するための「ネットワークコントローラー」や、負荷分散のためのソフトウェアロードバランサーなどを利用可能にした。
最新版の「Windows Server 2019」は、クラウドサービス「Microsoft Azure」の仮想ネットワーク同士を接続する「Azure仮想ネットワークピアリング」、仮想マシン間トラフィックを保護する仮想ネットワークの暗号化といった機能により、SDN機能をさらに拡充した。
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