ブレード、ラック、メインフレームなど
主要ベンダー14社のサーバ製品比較総まとめ(2/3 ページ)
富士通
富士通は、ラック、ブレード、タワー、メインフレームなどの各種サーバを、あらゆる規模の企業向けに販売している。だが、利用可能なモデルが国ごとに異なる可能性があることに注意しなければならない。
米国では8種類のラックサーバを扱っており、これらは同社の「PRIMERGY RX」シリーズとして販売される。これらのサーバは1ソケット、2ソケット、4ソケットで利用でき、フォームファクター1U、2U、4Uで提供される。富士通は「PRIMEQUEST」シリーズとしてラックモデルも4種類用意している。このシリーズはPRIMERGY RXシリーズよりも堅牢性に優れている傾向がある。例として「PRIMEQUEST 3800E」はフォームファクター7Uの8ソケットシステムで、搭載可能な最大メモリは12TBだ。
メインフレームコンピュータ「BS2000」シリーズは、他の大手ハードウェアベンダーの製品と比べても優れている。このシリーズには3種類のモデルがある。最もパフォーマンスが高い「SE700B」は、IBMの「ESA/390」アーキテクチャとIntelの「x86」テクノロジーをベースとする複数のOSを実行できる。
富士通はメインフレームコンピュータに加えてブレードサーバ「PRIMERGY BX400」シリーズも提供している。PRIMERGY BX400は、2種類のコンピューティングブレードモデル「PRIMERGY BX2560 M2」と「PRIMERGY BX2580 M2」に加え、幾つかの筐体コンポーネントをそろえる。さらにPRIMEQUESTのミッションクリティカルシリーズ、「PRIMERGY」タワーサーバ、「SPARC M」シリーズ、「PRIMEHPC」スーパーコンピュータも用意している。
価格と購入オプションについては、富士通に直接連絡するか、地域の富士通営業所に問い合わせる必要がある。
Hewlett Packard Enterprise
Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、幅広い企業に向けた多様なラックサーバとブレードサーバを提供している。ラックサーバには「ProLiant DL」「ProLiant XL」「Apollo」「Integrity」という4つのシリーズがある。
ProLiant DLシリーズは最も高価で、6種類の「Gen10」モデルと4種類の「Gen9」モデルがある。これらのモデルはフォームファクター1U~3Uで提供され、1ソケット、2ソケット、4ソケットで利用できる。
最低価格は600~2万5000ドル。例えば「ProLiant DL560 Gen10」エントリーモデルの表示価格は1万1855ドルで、最大2基のXeon Scalableプロセッサと6TBのメモリを組み込める。
各種ブレードサーバも提供する。「ProLiant」シリーズには3モデル、Integrityシリーズには2モデルが用意されている。価格はさまざまだが、ラックサーバほどの極端さはない。例えば、ProLiantの構成は3300~1万4470ドルの範囲だ。
タワーサーバ、コンバージドインフラ、HCIの製品もある。他のラインアップとしては最大32ソケットの高性能な「HPE Superdome」、持ち運びできる小型の「ProLiant Easy Connect」、小規模ビジネス向けの「ProLiant MicroServer」、高密度構成を持つ「ProLiant Moonshot」などのサーバ製品が存在する。
製品はHPEのWebサイトから直接購入可能だ。
Huawei
Huawei Technologies(Huawei)の「FusionServer」シリーズには、13種類のラックサーバモデルと15種類のブレードサーバモデルがあり、大規模・小規模両方のIT運用に利用できる。ラックサーバには2ソケット、4ソケット、8ソケットの構成が用意され、フォームファクター1U~8Uで使用できる。
「FusionServer RH8100 V3」はフォームファクター8Uで利用可能。最大8基のIntel製「Xeon E7-8800」プロセッサ、12TBのメモリ、24台の2.5インチ内蔵ドライブを搭載できる。ブレードサーバも多様で、ハーフワイドコンピューティングノードとフルワイドコンピューティングノードの両方が提供されている。液冷式ノードもあり、1基または2基のプロセッサを利用できる。
ラックサーバとブレードサーバに加えて、Huaweiでは同社製の高密度サーバ「FusionServer X」、FusionServerヘテロジニアス(複数の環境を組み合わせた)サーバ、HCIシステム「FusionCube」、ミッションクリティカルサーバ「KunLun」も用意している。
Huaweiサーバの価格と購入方法については、購買担当者がHuaweiまたは販売パートナーに直接問い合わせる必要がある。Huaweiの製品をオンラインで購入できる契約「eDeal」を結んでいれば、オンライン注文システムを利用できる。
IBM
IBMはさまざまサーバ製品を提供している。同社はメインフレームコンピュータの「IBM Z」で最も知られており、このシリーズは3種類の構成モデルで利用できる。本稿執筆時点の2019年1月で最も新しいのは「IBM z14」で、14ナノメートルのSOI(Silicon on Insulator)構造を用い、10コアのz14プロセッサチップを搭載する。このサーバは最大8TBのメモリを搭載でき、IBMの「z/OS」と「Linux on IBM Z」の両方を実行できる。
IBMは「Power Systems」シリーズに13種類のラックサーバをそろえている。フォームファクター1U、2U、4Uにて利用でき、1ソケットまたは2ソケットの構成が可能。
ブレードサーバの提供をIBMは既にやめており、かつてブレードシステムを提供していた部門をLenovoに売却した。2019年1月時点でIBMが販売しているシステムは、企業、地方自治体、州政府、連邦政府向けに調整されている。
メインフレームとラックサーバの他にも、Linux用サーバ「LinuxOne Emperor II」、スケールアウトサーバ「Power Systems」「Power System S822LC for Big Data」「Power System S822LC for Commercial Computing」、HCI、タワーサーバも販売している。
価格モデルとサーバの購入方法については、IBMの営業担当者に直接問い合わせる必要がある。
Inspur Group
Inspurはさまざまなワークロードに対応できる10種のラックサーバモデルを提供しており、そのほとんどは「NF」シリーズに含まれる。このシリーズには7種類の2ソケットサーバと2種類の4ソケットサーバがある。2ソケットサーバはフォームファクター1Uと2Uで利用でき、4ソケットサーバはフォームファクター4Uで利用することが可能だ。
「TS」シリーズの一製品として、Inspurは「TS860G3」ラックサーバも販売している。このサーバはフォームファクター8Uで、最大8基のプロセッサ、12TBのメモリ、16台のホットスワップ可能な2.5インチドライブを搭載できる。そのため、最も堅牢なラックサーバの一つだといえる。
ブレードサーバ「NX」シリーズは4種類のコンピューティングノードモデルをそろえ、ブレードサーバと併用されることが多いコンポーネントもラインアップに含まれる。ストレージ拡張ノード、PCIe拡張ノード、スイッチモジュール、ネットワークメザニンカード、筐体などがその例だ。加えて、Inspurでは高密度ラックマウントサーバ「i24」や、同社の「SmartRack」をベースにした複数のラックスケールシステムも用意している。このSmartRackは、電力、冷却、管理がラックレベルで一元管理されるという、柔軟性に優れたラック構造を持つ。
価格モデルとサーバの購入方法については、Inspurに直接問い合わせる必要がある。
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