AWS vs. MS vs. Google(第2回)

局地戦でAWSに勝利したMicrosoftとGoogleだが……

MicrosoftとGoogleがAWSから顧客を奪うことに成功した。AWSに対する小売業界の懸念と合わせるとAWSが劣勢に立たされているように見える。だが果たしてそれだけだろうか?

 第1回( Computer Weekly日本語版 3月6日号 掲載)では、小売業界におけるクラウドビッグ3の戦いにおいて、AWSが小売業者に敬遠されるという弱点を指摘した。

 第2回では、AWSから顧客を奪うGoogleとMicrosoftの動向を紹介する。

マルチクラウドが正解でないとき

 利益競合に関する顧客の懸念を払拭(ふっしょく)する方法として、マルチクラウド戦略があるのは確かだ。だが、それがどの企業にも適しているわけではない。そう語るのはCCS Insightでエンタープライズリサーチ部門のバイスプレジデントを務めるニコラス・マクワイア氏だ。

 「AWSを使用するメリットが利益競合の懸念に打ち勝つかどうか、てんびんにかける必要があることに気付くかもしれない」(マクワイア氏)

 最近も、クラウドベースの電子商取引プラットフォームプロバイダーBigCommerceが、同社のサービスを使用してオンライン取引を実行している6万人以上の小売業者を「IBM Cloud IaaS」とAWSからGCPに移行した例がある。

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