AWS vs. MS vs. Google(第1回)

小売業者に敬遠されるAmazon Web Services

小売業界におけるクラウドビッグ3の戦いは熾烈(しれつ)を極め、興味深い局面を迎えている。ダントツでリードするAWSも、この市場では弱点を抱えている。AWSはなぜ小売業者に嫌われるのか。

 Amazon、Google、Microsoftは全業界で、著名顧客の獲得に努めている。この大手3社の競争が特に面白くなりつつあるのが小売業界だ。3社はいずれも大手小売業者をレファレンスカスタマーとして複数抱えている。

 「Google Cloud Platform」(GCP)がIT資産を支える小売ブランドには、Ocado、Lush Cosmetics、Target、PayPalなどがある。「Microsoft Azure」のレファレンスカスタマーにはMarks & Spencer、ASOS、Dixons Carphoneが名を連ねている。

 「Amazon Web Services」(AWS)も小売業者の獲得に後れを取っていない。食料品店のSainsbury'sやNisa RetailがAWSを利用していることが知られている。複数のブランドを扱うオンライン小売業者のShop Direct、大衆向けのファッションブランドRiver Island、ワインの小売専門店Majestic WineもAWSユーザーだ。

Walmartの反乱

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