2019年06月17日 08時00分 公開
特集/連載

Amazon S3再入門【後編】Amazon S3利用者がハマりがちな落とし穴の回避法

S3は優れたサービスではあるが、活用する上では幾つかの注意点がある。ちょっとした使い方の違いで請求額が大きく異なる場合もある。

[Chris Evans,Computer Weekly]

 前編(Computer Weekly日本語版 5月22日号掲載)では、クラウドストレージのデファクトスタンダードになりつつあるAmazon S3(以下、S3)の特徴について、改めて復習した。

 後編では、S3のバックグラウンドと使用上の注意点について解説する。

Computer Weekly日本語版 6月5日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 6月5日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

S3の背後にあるもの

 AWSはS3の実装の詳細を一切公表していない。だがS3が動作する仕組みの理解に役立つ技術については分かっていることがある。

 AWSのサービスは世界各地のリージョンで運用されており、毎年新たなリージョンが追加されている。これらのリージョンは1つ以上のデータセンターから成るアベイラビリティーゾーンに分かれている。S3は冗長データを複数のアベイラビリティーゾーンに分散し、データの回復性を提供する。

 可用性と回復性について、AWSは2つの数値を提示している。

 データの可用性は、標準層で99.99%、標準(低頻度アクセス)層で99.9%が保証される。だがGlacier(前編参照)はデータの取得が非同期かつ最大4時間かかるため、可用性は適用されない。

 S3のデータ損失リスクを指す耐久性についても数値が公表されている。3つのストレージ層はいずれも99.999999999%の耐久性を提供する。

アプリケーションでのS3の使用

 S3は事実上無制限のストレージ容量を提供する。だがS3を使う場合の考慮事項や課題が幾つか存在する。

結果整合性

 S3は既存のオブジェクトの更新または削除に「結果整合性」というデータ整合性モデルを採用している。例えば、既存オブジェクトが上書きされたが、そのオブジェクトのレプリケーションが同じリージョンのアベイラビリティーゾーン間で完了していないとする。この場合、オブジェクトを再読み込みすると以前のバージョンに戻る可能性がある。このシナリオを確認するには追加のプログラミングが必要になる。

セキュリティ

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

ブランドは信頼に値するか? 「イエス」は日本ではわずか38%――エデルマン・ジャパン調査
エデルマン・ジャパンは、世界8カ国、1万6000人を対象に実施した消費者意識調査の日本に...

news019.jpg

「ラグビーワールドカップ2019」がおじさんの心を動かす――CCC調査
「ラグビーワールドカップ2019」が日本で開催されたことで日本人のラグビー愛にどう変化...

news044.jpg

誰のためのBI? 本当の「アナリティクスの民主化」って? マイクロストラテジー・ジャパン社長に聞く
「エンタープライズBI+セルフサービスBI」を掲げるMicroStrategy。同社日本法人社長に話...