商用からOSSまで、企業ユーザーのためのクラウドストレージComputer Weekly製品導入ガイド

企業にとってもクラウドストレージサービスの導入は不可避になってきた。そのリスクとメリット、Dropboxの代替について検討する。

2014年04月16日 08時00分 公開
[Manek DubashComputer Weekly]

 安価で使いやすく、アクセスしやすいクラウドストレージサービスのおかげで、ユーザーの自由度と選択肢はかつてなく広がっている。

 Dropboxはシンプルで使いやすいサービスの先駆けとして、企業内でも急速にユーザーを増やしてきた。Dropboxを追って同様のサービスが登場し、今では「Google Drive」「OneDrive」「Ubuntu One」などの大手も含めて多数の選択肢がある。

 調査会社Gartnerの調査ディレクター、ビルディス・フィルクス氏は、クラウドストレージサービスの魅力は使いやすさとアクセスしやすさにあると話し、「従業員がDropboxやGoogle Driveを使うのは、それが使いやすく、正式に新しいインフラを申請したり予算から出費したりしなくても購入でき、IT部門を関与させずに自分の私物端末に手軽にインストールできるコンシューマー製品だからだ」と解説する。

 だがIT部門は会社のデータがクラウドにアップロードされることで生じるセキュリティ問題に神経を尖らせている。特にコンプライアンスでは、データの保存場所の把握と管理が義務付けられている。しかも、コンシューマー向けサービスの多くは、企業が必要とする機能を提供していない。

 StorageIOのアナリスト、グレッグ・シュルツ氏は、コンシューマー向けクラウドストレージサービスの問題は技術そのものにあるのではなく、その使われ方にあると指摘する。「セキュリティとFSS(File Sync and Share:ファイル同期と共有)は対局にある。セキュリティではアクセスを制限し、FSSでは情報へのアクセスを提供する」

 企業にとってはここに葛藤が生じると話すのはGartnerのフィルクス氏。「ユーザーは簡単に使えてお金が掛からないものを望んでおり、管理やセキュリティの責任を持ちたいとは思っていない。一方でITインフラ担当者が望んでいるのはセキュアで可用性の高いシステムであり、これには事業継続や、現在のFSSソリューションをどうアップグレードするかについてのよく練られたロードマップが含まれる」

クラウドストレージ製品

 Dropbox代替製品の増加に伴い、ユーザーにとってクラウドベースのストレージサービスの自由度と選択肢はかつてなく広がっている。では組織が自社のビジネスに合った最適のサービスを選ぶにはどうすればいいのか。

 Computer Weeklyはその疑問を念頭に、利用できる主なサービスについて、概要と料金、ストレージ容量をまとめた。特に明記していない限り、全サービスとも単一のフォルダを同期ポイントとして使っており、同期フォルダに変更があれば、サービス側のサーバとの間で自動的にバックグラウンド同期が行われる。

主要クラウドストレージサービス

◯Box:





続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。






ITmedia マーケティング新着記事

news101.jpg

郵送業務を電子化する理由 3位「テレワークへの対応」、2位「業務の迅速化・省力化」で1位は?――リンクス調査
キャンペーンのお知らせや新商品の紹介のダイレクトメールなど、個人宛てに送付する郵便...

news172.png

WACULが「AIアナリストSEO」を大幅刷新 コンテンツ作成×外部対策×内部対策×CVR改善をワンストップで支援
月額30万円でAI技術を活用したコンテンツ制作、約4万サイトの支援データ、熟練コンサルタ...

news150.jpg

SFAツール「Kairos3 Sales」にモバイルアプリ版 訪問営業の生産性向上へ
モバイルアプリ上で、リアルタイムで営業活動の確認・記録が可能になる。