2020年のネットワークセキュリティ展望【前編】
ネットワークセキュリティの「やるべきこと」と「今すぐやめるべきこと」
2020年のネットワークセキュリティの主なトレンドを考えると、ランサムウェアやクラウドに対する攻撃が挙げられる。こうした脅威から自社を守るためには、何を用意すべきだろうか。
私はネットワークセキュリティのトレンドについてよく質問を受ける。ネットワークセキュリティを構成する要素は非常に多く、着目すべき領域を見極めるのは難しい。最新テクノロジー、ネットワークセキュリティ担当者の業務、ビジネスプロセスの改善など、構成要素は幅広い。重要なのは、自社の環境とビジネスに何が必要かを理解することだ。
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ネットワークセキュリティの強化
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ネットワークセキュリティの課題と現実
2020年に何を想定すべきだろうか。引き続き最重要課題となるのは、ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)をはじめとする高度なマルウェアだ。これまでランサムウェアを用いることで膨大な利益を得てきた攻撃者は、今後もランサムウェアの悪用を続けるだろう。
もう一つの重要な課題がクラウドセキュリティだ。「Microsoft Azure」「Amazon Web Services」「Google Cloud Platform」といったクラウドサービスのセキュリティを強化することで、企業はさらなる恩恵を得ることができる。
「ネットワークセキュリティ」のやることリスト
ネットワークセキュリティが最大の価値を生むような運用方法を考える上で、2020年に実施するとよいことは以下の通りだ。
- テクノロジーを効果的に利用する
- ファイアウォール、「Active Directory」などのIDおよびアクセス権限管理(IAM)機能、エンドポイントログ記録機能、アラート機能などが具体例だ。企業はこれらのテクノロジーの大半を十分に活用できているとは言い難い。こうしたテクノロジーは、ネットワークセキュリティを優れたものにする上で役に立つ。セキュリティインシデントの監視や対処に関する専門知識がないのであれば、外部に委託するとよい
- セキュリティとビジネスの関係性を強化する
- 「セキュリティはITだけに関わる存在だ」という誤った認識を改めるために有効だ
- エンドユーザー教育を継続する
- 最前線で優れた防御の役割を果すのはエンドユーザーであり、最後のとりでとなる場合が少なくない。だがそのような“人間ファイアウォール”に全てを委ねてはならない。エンドユーザーはあくまでもエンドユーザーだ。エンドユーザーの教育を経て、彼らを問題に巻き込まないようにできるかどうかはセキュリティ担当者次第だと言える。そのためには、可能な限りセキュリティに関する決定をエンドユーザーに下させないようにする
- 自社の役に立たないことはやめる
- 特定のセキュリティテクノロジーに投資を続けていたとしても、それが自社のビジネスの役に立たない場合がある。セキュリティのプロセスやワークフローについても同様だ。過去に投資してきたからといって、今後もその道を進み続ける必要はない
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2020年のネットワークセキュリティ展望
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