全面テレワークからオフィス勤務再開へ
“脱テレワーク”を安全に実現するIT活用3大ポイント
感染症対策としてテレワークに全面移行していた企業が、オフィス勤務を安全に再開したい場合、どのような対策を取ればいいのか。ITを活用して従業員が安心して働けるようにするためのポイントを紹介する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、テレワークの採用が拡大している。コロナ禍をきっかけにテレワークを導入した企業が、従業員をオフィス勤務に戻そうとしたとき、克服しなければならないさまざまな障害がある。最大の課題は従業員の安全確保だ。
COVID-19の流行をきっかけに起きた世界的なテレワークへの移行は、ITは企業が機能するための生命線であることを印象付けた。ITを常に信頼している人も、そうでない人も同じように感じたことだろう。企業は従業員をオフィス勤務に戻したときも、ITを利用して従業員が安全だと感じられるようにする必要がある。
IT活用を通じて従業員の安全なオフィス勤務を実現するために、企業にとって重要なポイントは3つある。
ポイント1:オフィス勤務に戻す前に従業員の声を聞く
オフィス勤務を再開する時期を決める前に、企業は従業員の恐れや不安に耳を傾ける必要がある。従業員の安全を確保するために実行可能なあらゆる措置を講じていることを確認すべきだ。
ポイント2:適切なIT製品/サービスを導入する
社内におけるCOVID-19拡大防止策は、従業員にフェースマスクの着用を奨励し、飛沫(ひまつ)感染を防ぐプレキシガラス(樹脂製のガラス)のパーティションを業務用デスクに置くことだけではない。企業は従業員の安全性を高めるために導入できるIT製品やサービスを調べる必要がある。
赤外線カメラを利用して人の涙管付近から中核体温(体内部の安定した体温)を測定し、発熱者を検知する発熱スクリーニングシステムのように、高価で最先端の技術を導入する必要はない。例えば単純なデスク予約システムを導入するのでもよい。机に座っているときはソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ち、消毒された机にのみ座る。社内に感染者が見つかった場合は、デスク予約システムのデータを基に接触者のつながりを明らかにして、濃厚接触者に検査を受けさせ隔離し、感染を防ぐ策を講じる。
オフィスは従業員同士のつながりを作り、コラボレーションを支えるものでなければならない。業務の革新やチームワークの促進、従業員同士が共同で取り組むプロジェクト作業の実施などオフィスには重要な役割がある。IT製品やサービスによってこれらオフィスの利点を実現できない場合、そのようなタスクを実施できるようにオフィスを変えることが重要だ。例えば徹底的に清掃した空間の用意や、感染者と接触した従業員を追跡するデスク予約システムの導入などだ。これらを適切に利用することは、従業員の保護に役立つ。
ポイント3:従業員の安全を最優先にする
従業員が「滞在したい」と思う空間をオフィスに作り、安心感を持たせるための技術投資は、企業の未来への投資だと見なす必要がある。企業にとって、従業員の安全は最優先事項だ。革新的な技術を採用することは、他の目標を回避することなく、従業員の安全を達成するための最良の方法になり得る。
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