HRMやHCMなどの人材管理支援システムは、福利厚生管理や応募者の追跡から、優秀な社員の確保、その報酬まで、さまざまなことに対応する。企業は何に注目してシステムを導入すればいいのだろうか。
人材管理(HRM:Human Resource Management)システム、あるいは人的資本管理(HCM:Human Capital Management)システムは、さまざまな形態、機能を活用し、企業の最も貴重な資産である「人材」を扱う。
これまでHRMやHCMといった人事管理支援システムは、人事(HR)専門家の管理を助けるものと考えられていた。だが、今では企業全体のマネジャーや従業員が使用するようになっている。人事の業務支援といえば、以前は給与計算や記録管理であったが、人事管理支援システムはそれ以上の業務支援が可能だ。
人事管理支援システムが円滑化するのは「人材発掘」「応募者の採用」「従業員の給与と福利厚生の管理」「人事考課プロセスの監視」「社内トレーニングと雇用機会を通じた従業員の自己啓発とスキルアップ」「ソーシャルメディアツールによる従業員間のコラボレーション」などである。
ここ数年、人事管理支援システムのベンダーは、さまざまな方法でサービスを拡張し多様化させている。そのため、同一条件で競合製品を比較するのは難しい。多くの製品に共通するのが「コア人事機能(給与計算、福利厚生管理、従業員の記録)」「人材管理(タレントマネジメント)」「人事、従業員、経営者向けのモバイルやWebベースのコラボレーションツール」だ。
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