SAP、Infor、Microsoft、OracleといったベンダーのERPシステムを検討している企業向けに、各ERPベンダーが提供する導入戦略によってERPの投資対効果がどうなるか考察する。
ERPは、営業、マーケティング、財務、人事、購買、製造、在庫管理、サービスなど、広範な業務に関する機能を提供する。そのため、こうした業務を必要とする企業にとってERPは不可欠なシステムだ。ERPはほぼ全てのシステムやビジネスプロセスに連携させなければならない。そのためERPの導入と連携には時間がかかる可能性がある。ERPからすぐに高い投資対効果を実現したいと考える企業にとっては重要な検討事項になる。
企業がERPシステムを評価する際、その機能と特徴だけでなく、ERPの導入と業務別の採用スケジュール計画にも目を向けることになる。これらは全てERPの投資対効果に影響する。
この評価プロセス中に問うべき重要な質問には以下のものがある。
ここからは、市場をけん引する大手ベンダー4社のSAP、Infor、Microsoft、Oracleが提供するERP製品を、導入と投資対効果に重点を置いて評価する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
生成AIの活用、意外と進んだマーケティング部門と進まない営業部門 どうして差が生じた?
HubSpot Japanが実施した「日本の営業に関する意識・実態調査2025」のポイントを、記者説...
Webサイト改善のゴール(KGI)と戦略(KPI)の決め方
連載第2回目となる今回は、Webサイト改善のためのゴール(KGI)と戦略(KPI)の設定方法...
メルマガをきっかけにした商品購入、B2B商材ではどれくらいの人が経験?
ラクスが「メルマガに関する調査レポート」を公表した。メルマガ経由のサービス購入や資...