英Computer WeeklyはIT業界で活躍する女性を毎年表彰している。その中で殿堂入りを果たした人物の活躍はどのようなものなのか。政府やグローバル企業で働く女性を紹介する。
英Computer Weeklyは、英国のIT業界で活躍する女性を表彰するアワード「Most Influential Women in UK Technology」を2012年から実施している。本稿は、その中で「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した2人の女性の活動を紹介する。
チー・オヌラー氏は英国の労働党の議員。英ビジネス・エネルギー・産業戦略省を担当する「影の大臣」(野党の議員で構成する議員幹部会の一員として、政権が交代した場合にそのまま大臣として活動する役職)だ。デジタル・文化・メディア・スポーツ省、ビジネス・イノベーション・技能省をはじめ、ITやビジネスに焦点を当てた組織で影の大臣を歴任した。
議員として活動する以前は、英国情報通信庁、通信会社Northern Telecom、Teligent Telecomといった民間企業でハードウェアやソフトウェア開発、品質管理などの仕事をしていた。
シンディ・ローズ氏は2016年7月からMicrosoft UKのCEOとして製品、サービス、サポートの責任者を務めた。2020年10月からは、Microsoftの西欧担当のプレジデント、2023年2月からは同社のCOO(最高執行責任者)としてグローバルの企業向けセールスを指揮している。
Microsoft以前は、Vodafone UK、Liberty Global傘下のVMED O2 UK(Virgin Media O2の名称で事業展開)、The Walt Disney Companyといった通信事業者やメディア関連企業で、技術部門やデジタル部門の上級職を歴任した。
2019年初めには、英国のIT業界における貢献がたたえられ大英帝国勲章の一つOBE(Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を授与された。2019年4月から広告代理店WPPのノンエグゼクティブディレクターも務める。
第8回は、政府機関やIT企業で活躍する人物を紹介する。
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