英Computer WeeklyはIT業界で活躍する女性を毎年表彰している。その中で殿堂入りを果たした人物の活躍はどのようなものなのか。政府やグローバル企業で働く女性を紹介する。
2012年から毎年、英国のIT業界で活躍する女性を表彰している英Computer Weeklyの「Most Influential Women in UK Technology」。本稿は、IT業界でのキャリアを通じて教育や政府機関での仕事にも取り組み、「Hall of Fame」(殿堂入り)を果たした女性の活動を紹介する。
デビー・フォスター氏は、「ダイバーシティー&インクルージョン」(D&I:多様性の受容と活用)、IT、教育分野の活動家。その功績が認められ、2019年のMost Influential Women in UK Technologyで受賞した。IT業界のD&Iの推進に取り組む業界団体Tech Talent Charterの共同設立者で、2017年9月からCEOを務める。
2017年、フォスター氏はデジタル技術と技術開発への貢献がたたえられ、大英帝国勲章の一つMBE(Member of the Order of the British Empire)を授与された。
フォスター氏は以下の組織でも活動している。
ロンドンを拠点とするベンチャーキャピタルPassion Capitalのパートナーとして、2011年3月からIT業界でのキャリアを生かして勤務している。バービッジ氏がこれまで勤務したのは、Apple、Sun Microsystems、Skype、Yahoo!、PalmSource(2005年にACCESSが完全子会社化)といったIT企業だ。
Passion Capitalでの職務と並行して、2019年1月からは小売業者Currysのノンエグゼクティブディレクターも務める。2019年1月までは投資会社White Bear Yardの共同設立者として、スタートアップ時のエンジェル投資家、アドバイザーを務めた。
2020年5月までベンチャー企業のビジネス成長を推進する官民連携組織Tech Nationのチェアを経験。英国首相のビジネスアドバイザリーグループのメンバーや、英財務省のFinTech(金融とITの融合)担当の特使も務めた。
第9回は、GDPR(EU一般データ保護規則)の制定に取り組んだ人物や、IT業界における女性の地位向上に取り組む人物を紹介する。
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