コロナ禍で変化する遠隔会議製品のトレンド【前編】
コロナ共存時代の必需品「Web会議」「テレビ会議」はどう進化するのか?
新型コロナウイルス感染症のパンデミックで企業活動を継続する手段として、Web会議ツールやテレビ会議システムなどの遠隔会議製品の活用が広がった。感染症の終息が見通せない中、遠隔会議製品はどう進化するのか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)が発生する前は、Web会議ツールやテレビ会議システムといった遠隔会議製品の分野では物事が急速に動いていた。ハドルルーム(少人数向け会議室)用の新しいデバイスが次々と大々的にリリースされ、ソフトウェアベンダーとハードウェアベンダーのパートナーシップによる強力な製品が相次いで生まれた。遠隔会議の技術自体も、直感的な操作、高品質、手頃なコスト、高信頼性が実現し、十分に成熟したことが認められつつあった。
さらに重要なことは「遠隔会議製品は厄介で扱いにくい」というかつての評判を克服していたことだ。「今年こそ遠隔会議の年になる」という数十年来の期待は、とうとう2018年~2019年に実現した。その折にCOVID-19のパンデミックが発生し、既に弾みがついていた遠隔会議製品の導入はさらに急速に進んだ。
Web会議/テレビ会議のトレンドの中心は?
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2020年が全く予測不能な1年だったのに、2021年の遠隔会議トレンドを予測するにはどうすればいいのか。COVID-19のパンデミックが終息する時期や道筋も分からない中で「COVID-19時代の職場」と、そこでの遠隔会議製品の役割をどうすれば予測できるのか。
端的に言えば、われわれは、われわれを取り巻く不確実性を認め、それを踏まえて計画を立てなければならない。もちろん霧の中から進路を設定しようとしても理想には程遠い。だがそうせざるを得ないのが現状だ。諦めてビジネスをたたむわけにはいかない。この先どんな試練が待ち構えていても、企業は適応し、打ち勝たなければならない。
これは「われわれが2021年もビジネスの成功を目指して遠隔会議製品を利用するのであれば、柔軟性や即応性が、遠隔会議製品のトレンドの中心を担うことになる」ことを意味する。ロックダウン(都市封鎖)が今後起こるのかどうか、起こるとすればいつ起こるのか、実施期間はどのくらいの長さか、どの事業所や従業員が強制的な制限を受けるのかは、誰にも分からないからだ。
従業員が前もってこれらに備えて計画を立てるのは不可能に近い。例えば1日前に予告を受け(あるいはもっと短い予告期間で)、自宅やオフィス、またはそのときに可能な場所で仕事を継続する準備を整える必要がある。
後編は、遠隔会議が「日常」になる時代に快適に働くためのマインドセットや、遠隔会議製品の設定をカスタマイズすることの意義を解説する。
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