「Microsoft Power Apps」を使いこなす6つのヒント【後編】
「Power Apps」でのローコード開発でつまずかないために確認すべき「SLDC」とは
「Microsoft Power Apps」でアプリケーションを開発する際は、設計から運用までのベストプラクティスに従うことが重要だ。3つのベストプラクティスを取り上げる。
前編「ローコード開発ツール『Power Apps』で“使われるアプリ”を作る秘訣」は、Microsoftのノーコード/ローコード開発ツール群「Microsoft Power Apps」を利用したアプリケーション開発に際する6つのベストプラクティスのうち、3つを解説した。後編は引き続き4~6番目を紹介する。
4.「SLDC」に基づいてアプリケーションを開発する
併せて読みたいお薦め記事
Power Appsで何を開発できるのか
「ソフトウェア開発ライフサイクル」(SDLC)は、アプリケーションの設計と開発を成功に導くさまざまなプロセスを定義した方法論だ。開発者はSDLCが示すベストプラクティスと手順に従ってアプリケーションを開発するとよい。SDLCは例えば以下のプロセスを支援する。
- ビジネス要件の分析
- アプリケーションのテスト
- アプリケーションのデプロイ(設置)
- アプリケーションの設計
- アプリケーションの開発
5.設計と実装に先立ってライセンスを確認する
サブスクリプション形式のオフィススイート「Microsoft 365」(Office 365)のライセンスには、Power Appsを利用できるものもあるが、ライセンスによって使用可能な機能が異なる。オンプレミスのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)や、「Salesforce」「Microsoft Dynamics」などの顧客関係管理(CRM)システムのデータソースに接続するには、Power Appsの有料プランを契約する必要がある。
6.Power Appsのロードマップに常に注目する
Microsoftは今後もPower Appsを強化し続ける見込みだ。こうした強化は、企業がPower Appsでビジネス上の課題に対処することを支援する。開発者はPower Appsのロードマップを掲載するWebページにアクセスして、新機能の公開計画を把握するとよい。
Power Appsはプログラミングの知識がない人でもアプリケーションを開発できるようにする。一方でPower Appsを使う開発者が、アプリケーションのセキュリティや設計のベストプラクティスを理解しないままアプリケーションを開発できてしまう懸念もある。そうなると企業はデータ流出の危険にさらされたり、アプリケーションによってばらばらなUI(ユーザーインタフェース)を生んだりする恐れがある。Power Appsでのアプリケーション開発を成功させるためには、企業はPower Appsのベストプラクティスを詳細に調査、評価、把握することが不可欠だ。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
“攻撃者優位”なサイバーセキュリティ、全ての「穴」をふさぐ方法とは? -
製品資料
実際に悪用される脆弱性は4%前後 優先的に対処すべき脆弱性を把握するには? -
製品資料
HubSpotの機能を拡張する法人データ活用法 -
製品資料
面倒で非生産的な「名寄せ」作業 高精度&高効率に実施するには? -
製品資料
名刺管理には「その先」がある 成果のでない営業活動から脱却する秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Netflixのバックエンドは「ほぼJava」 3000超のアプリを支える開発基盤の裏側
-
2
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
4
「WSUS」終了の時限爆弾 “本命”移行先ツールとMicrosoft提唱の新管理手法
-
5
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
6
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
7
アラート47%削減 オープンハウスが捨てた「全部メール通知」の監視体制
-
8
Microsoft公式の実務試験が「ずっと無料」? 部下のスキルを0円で証明する方法
-
9
継続利用は4割どまり M365 Copilotが「効く業務」と期待外れの境界
-
10
「企業におけるAIの運用」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
財務・会計はAI活用でどう変わる? 調査で見えた変革の道筋
-
3
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
7
コスト分析で見る「デバイス復旧」の代償 損失額から導きだされた投資戦略とは
-
8
Macの安全神話は崩壊? 最新の脅威動向から見えた攻撃のトレンドと有効な対策
-
9
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
-
10
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー