「Microsoft Power Apps」入門ガイド【第2回】
「Power Apps」無料テンプレートで開発できる“新入社員受け入れアプリ”とは?
Microsoftのノーコード/ローコード開発ツール「Power Apps」は、どのようなアプリケーションの開発を可能にするのか。具体例を3つ紹介する。
前回「いまさら聞けない『Power Apps』とは? ノーコード/ローコード開発をお手軽に」は、ノーコード/ローコード開発ツール「Microsoft Power Apps」(以下、Power Apps)の概要をおさらいした。本稿は、IT管理者やエンドユーザーがPower Appsを使って開発できる主要な8種類のビジネスアプリケーションのうち、3種類を紹介する。
1つ目.他のMicrosoft 365製品と連携するアプリケーション
オフィススイート「Microsoft 365」(Office 365)の一部であるPower Appsは、「Exchange Online」「Planner」「OneNote」など、他のMicrosoft 365製品/サービスと連携したアプリケーションの開発を可能にする。例の一つが、Power Apps用の無償テンプレートを使用して開発できる「Meeting Capture」だ。Meeting Captureを使うと、エンドユーザーは会議のメモを記録したり、会議の他の参加者にタスクを割り当てたりすることができる。デバイスのカメラを使って会議室のホワイトボードに書かれたテキストの写真を撮ったり、タッチスクリーンデバイスから手書きのメモを取り込んだりすることも可能だ。
2つ目.新入社員受け入れ支援アプリケーション
Power Appsの無償テンプレート「Onboarding Tasks」を利用して新入社員の受け入れ支援アプリケーションを開発し、新入社員のオンボーディング(定着・戦力化)に活用する企業もある。企業はPower Appsで開発した受け入れ支援アプリケーションで、会社のポリシーガイドへのリンクやチームメンバーの連絡先情報、プロフィール入力フォームなど、オンボーディングに役立つ各種リソースを新入社員に提供できる。
3つ目.画像処理アプリケーション
IT管理者やエンドユーザーはPower Appsを使って、カメラ付きデバイスを操作するためのアプリケーションを開発できる。画像処理機能を備えたアプリケーションの開発も可能だ。
小売業や建設業、医療機関は、モバイルデバイスのカメラやGPS(全地球測位システム)のデータを使って、商品や備品、設備などの写真撮影をすることがある。Power Appsを使うと、こうした業務を支援するアプリケーションを開発できる。
製造業はPower Appsを使うと、製品の検査や写真の撮影、問題の文書化、品質チェックなどに使えるアプリケーションを作成できる。個人の写真を撮影し、その画像をバックエンド顔認識プロセスに送り、その人物に関する情報を取得するアプリケーションをPower Appsで開発することも可能だ。
次回は、さらに4種類のビジネスアプリケーションを紹介する。
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