Windows 11に困惑する人たち 「『Androidアプリが使える』などどうでもいい」「Windows 11」の“企業用OS”としての存在意義【前編】

Microsoftは2021年6月に「Windows 11」を発表した。だが消費者向け機能に重点を置いていた同社の発表内容は、企業のIT担当者の間に疑問を生んでいる。

2021年07月19日 05時00分 公開
[Mike GleasonTechTarget]

 Microsoftが2021年6月に「Windows 11」を発表した。ただし企業のIT担当者にとっては、Windows 11は現行OSの「Windows 10」を上回るメリットを見いだしにくく、疑問だらけだ。

 IT担当者はWindows 11へのアップグレードを決断する前提として、MicrosoftがWindows 11のビジネス機能やハードウェア要件、ソフトウェア互換性を明確にすることを求めている。2025年のWindows 10サポート終了までの間における、Windows 10への新機能の追加計画も知りたがっている。

 「Microsoftに、Windows 11の企業向けOSとしての側面について話してもらいたい」。米国オレゴン州ハッピーバレー市のIT管理者、ウィル・ウィルソン氏はそう語る。「Windows 11がビジネスに、Windows 10にない何をもたらしてくれるのかを聞きたい」(ウィルソン氏)

「Androidアプリ実行」よりも、もっとずっと大切なこと

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