“顔パス認証”のリスクと軽減策【前編】

「本人確認」(Identity Verification)と「認証」(Authentication)の違いとは? 顔認識の基礎知識

デジタル世界で身元を確認する手段として、企業は顔認識技術に目を向けている。そのメリットや課題を検証する上で、知っておきたい基本的な知識を整理する。

 モバイルデバイスのロック解除、インターネットバンキングや公共サービスの利用時認証、空港での本人確認など、ユーザー認証や本人確認の手段として「顔認識」技術の利用が広がっている。現在の形態での認証や身元確認が、デジタル世界で利用できるID(以下、デジタルID)として機能していないためだ。

 物理世界でわれわれは、顔や声といった特徴によって本能的に人を識別する。デジタル世界での本人確認では、悪意のある第三者が仕組みの不備を悪用し、詐欺目的で別人になりすますことがある。航空会社British Airlineなどの大手企業を含め、さまざまな企業でデータ流出が頻発している。

「本人確認」(Identity Verification)と「認証」(Authentication)は何が違うのか

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