患者の気持ちをリアルタイム検知 「顔認証技術」の医療利用シーン4選用途はセキュリティ対策だけではない

医療機関で顔認識技術を利用すれば、患者の感情を分析したり、入院患者の居場所の特定を容易にしたりできる可能性がある。デバイスや施設のセキュリティ対策だけではない、顔認識技術の利用方法について考える。

2019年04月26日 05時00分 公開
[Reda ChouffaniTechTarget]

関連キーワード

セキュリティ対策 | 生体認証


画像

 顔認識技術といえば、セキュリティ対策や犯罪対策に使われるイメージが強いだろう。これらの用途で顔認識技術を利用する場合、取得した顔画像のデータを照合して要注意人物を特定するといった使い方が考えられる。英国や中国など、監視カメラを使った顔認識システムの犯罪捜査への活用を模索している国もある。

 ここ数年、医療業界では顔認識の利用が増加している。その一因は、人工知能(AI)技術の進化によって顔認識の用途が増えたことにある。市場にはAIエンジンを搭載した顔認識製品が登場している。そのため医療機関では、セキュリティ以外のさまざまな用途で顔認識の利用を検討できるようになった。ここからは、医療業界で顔認識技術が役に立つ4つの場面を紹介する。

1.ワークステーションやノートPCの生体認証

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...