同社の「医療事務管理システム」の機能を拡充し、医療事務会計業務の効率化や他部門との情報連携を支援する。
ワイズマンは3月18日、中小規模の病院/診療所向けレセプトコンピュータ「レセプトコンピューターシステムΣ」を発表した。同社の医療事務システム「医療事務管理システム」の機能を拡充させたもので、4月1日に販売を開始する。
ワイズマンによると、レセプトコンピューターシステムΣの会計入力画面では画面配置の分かりやすさと操作性の良さを追求。「必要な情報を参照しながら入力できること」をコンセプトに設計しており、算定漏れを防止できるとしている。
レセプトコンピューターシステムΣは画面ごとに異なるショートカットキーを配置し、キーボード操作で容易な画面展開が可能。また、入力フィールドに応じた操作ヘルプメッセージをガイダンスエリアに自動表示する他、操作方法が分からない場合は「オンラインマニュアル」ですぐに確認できるという。
日々の会計入力時にレセプトを自動作成する。レセプトチェックソフトと連携することでレセプト点検業務の効率化を図っており、レセプト請求のオンライン化に加えてDPCや労災、新旧自賠責などの医療保険の請求業務を支援する。さらに統計資料の作成機能を搭載。その他、汎用検索機能によって複雑な抽出条件の情報出力にも対応する。
レセプトコンピューターシステムΣは、医療施設向けの介護保険請求システム「メディカル介護システム」と連動し、患者台帳や入退院情報を共有できる。例えば、介護療養病棟から医療保険病棟へ転棟した場合の複雑な請求業務をスムーズに実施できるなど、医療保険と介護保険の請求業務の一元管理を可能にする。
さらに、ワイズマンの電子カルテ「電子カルテシステムER」と接続することで、電子カルテの診療情報を会計情報として取り込める(関連記事:医療/介護の情報連携に強みを持つ「電子カルテシステムER」)。同社によると、レセプトコンピューターシステムΣを導入することで、オーダリングシステムや電子カルテへの段階的なステップアップが可能だという。
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