パッチ適用が難しい6つの理由【第3回】

IT担当者が「更新ボタン」を“全てを台無しにするボタン”だと考える理由

パッチ適用は企業の長年の課題だ。パッチを適用することで予期せぬ事態に陥ったり、何にパッチを適用すればよいのか分からなくなったりする企業もある。そうした問題はなぜ起こるのか。

 第2回「『パッチを全て、今すぐ適用する』がなぜ“間違い”なのか?」に続き、本稿は企業がパッチ適用を遅らせがちな理由を解説する。

理由2.パッチ適用によってシステム障害が発生する恐れがある

 「問題の解決策が新たな問題を呼ぶのではないか」という不安は、パッチ適用に付きものだ。セキュリティコンサルティング企業Bishop Foxでリードリサーチャーを務めるダン・ペトロ氏は、「IT担当者には、『更新ボタン』が『全てを台無しにすることがあるボタン』に見えるときがある」と語る。ベテランのIT担当者なら、コンピュータに更新プログラムを適用してもなかなか再起動が始まらず、背筋が寒くなりながら画面を見つめた経験があるはずだ。

なぜ「更新ボタン」が“全てを台無しにするボタン”に見えるのか

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