オフィスの本流になる無線LAN【前編】

「Wi-Fi 6」ブームが着火した“単純過ぎる”理由

企業の「Wi-Fi 6」への投資意欲が急速に高まっている。パンデミックが広がる中で、企業は具体的にWi-Fi 6の何に目を付けたのか。

 無線LAN規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に、無線LAN業界が熱視線を送っている。業界団体Wireless Broadband Alliance(WBA)は2021年10月、ベンダーなど無線LAN関連企業を対象にした業界調査の結果を発表。回答者121人のうち、約56%が「1年前(2020年)よりも『Wi-Fi』(業界団体Wi-Fi Allianceによる無線LANのブランド名)への投資意欲が強まった」と答えた。特にWi-Fi 6への投資意欲に火を付けたのは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(感染症の世界的な流行)だ。

 米TechTargetの調査部門Enterprise Strategy Group(ESG)の上級アナリスト、ボブ・ラリバーテ氏によると、パンデミックによってテレワークとオフィス勤務を併用する「ハイブリッドワーク」が広がり、これをきっかけとして企業はWi-Fi 6に強い関心を持つようになった。具体的にどのような事情があるのだろうか。

「Wi-Fi 6」への投資意欲に火を付けた“あの理由”

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