クラウドサービスの脆弱性にCVEは必要か【第1回】

クラウドサービスの脆弱性に「CVE」がない“なるほどの理由”

IT製品に脆弱性が存在することが判明したら、専門機関が脆弱性に「CVE」を付与することが通例だ。だがクラウドサービスはそうではない。理由を歴史的背景に沿って解説する。

 クラウドサービスの脆弱(ぜいじゃく)性とオンプレミスシステムの脆弱性の扱いの違いが、セキュリティ研究者とベンダーの間に亀裂を生んでいる。脆弱(ぜいじゃく)性識別子「CVE」(Common Vulnerabilities and Exposures)は、ベンダーがIT製品のセキュリティの欠陥を修正あるいは公表したことを示すための識別子だ。CVEは

  • 脆弱性の詳細
  • 脆弱性が悪用された場合の影響
  • 脆弱性を発見した研究者の名前

を記録する。

クラウドサービスの脆弱性にCVEがない理由

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Shaun Nichols
Shaun Nichols

15年以上にわたる記者経験を持ち、まだスマートフォンがなかった時代から企業向けIT市場を取材してきた。組み込みシステム開発やスーパーコンピュータなど幅広い分野をカバー。米TechTargetの記事を執筆する傍ら、米エネルギー省(DOE)の研究所であるLawrence Berkeley National Laboratory(ローレンス・バークレー国立研究所)の出版物や企業IT情報サイト「The Register」にも寄稿している。サンフランシスコのベイエリアに住み、趣味は料理、ガーデニング、ビデオゲーム、スポーツ観戦。NFL(ナショナルフットボールリーグ)チーム「San Francisco 49ers」やMLB(メジャーリーグベースボール)チーム「San Francisco Giants」の大ファンだと自称する。

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