脱炭素社会におけるITの役割【前編】

「脱炭素×IT」で何ができるのか? “偽りのSDGs”批判にも抗力を発揮

「脱炭素」の動きが強まる中、ITには何が求められ、何ができるのか。IT分野における取り組みの現状や、今後力を注ぐべき点を探る。

 「脱炭素」の動きが強まりつつある中で、企業のITには何が求められるのか。脱炭素は二酸化炭素(CO2)排出量を削減し、最終的にはCO2排出量と吸収量が均衡する状態「カーボンニュートラル」を目指す活動だ。この脱炭素に向けた取り組みは、国際連合(国連)が定めた「SDGs」(持続可能な開発目標)とも関係するので、両方の取り組みを併せて検討することもできる。SDGsの目標には、クリーンエネルギーを十分に行き渡らせることや、気候変動への対策、自然環境の保全など、脱炭素と重なる項目も盛り込まれている。

脱炭素を促すITの役割 「Climate TRACE」は何をするのか?

 ITと脱炭素はさまざまな点で関わりがある。サーバやストレージ、データセンターの空調などは電力消費の基であるし、筐体(きょうたい)や内部部品には化石燃料由来の原料を使用している。電力や化石資源の使用を減らす上で、その削減対象になる分野だ。一方でCO2排出量を削減するためにITを活用する視点もある。2021年に登場したツールが参考になる。

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脱炭素社会におけるITの役割

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