攻撃者が悪用する画像加工技術の仕組みとは

「詐欺メール」がフィルタリングしても届き続ける原因は「加工画像」にあった?

画像を使った詐欺メールによるフィッシングが横行している。そうした詐欺メールは検出が難しく、メールフィルタリングをかいくぐってしまう。その仕組みを解説する。

 高度な画像加工技術を使う巧妙なフィッシング詐欺が台頭し、企業を混乱に陥れている。画像を使った詐欺メールの対策として、ハッシュ値(データ固有の値)を用いるフィルタリングがある。これは企業がJPGやPNGといった形式の画像ファイルを含む詐欺メールを受け取った場合、画像ファイルごとのハッシュ値を計算し、そのハッシュ値の画像を含むメールをブロック対象に指定する方法だ。フィルタリングツールは以後、そのハッシュ値と同じハッシュ値を持つ画像を含むメールをブロックできるようになる。

 攻撃者は、こうしたフィルタリングを回避するため、さまざまな方法で画像を加工する。

  • 画像の引き延ばし
  • 色彩や色調の変化
  • 画像の圧縮
  • ノイズの追加

 こうした加工を施された画像は、見た目はほとんど変わらないため、人の肉眼では変化を識別できない。だがフィルタリングの定義ファイルにとってこの変化は大きい。

詐欺メールが止められない? 「加工画像」の厄介さ

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