「SRE」と「クラウドエンジニア」の違い【前編】

SREとはどのような職種か? クラウドエンジニアとは何が違う?

新しい職種として最近、「サイト信頼性エンジニア」が存在感を高めている。クラウドエンジニアの「敵」ではなく「味方」だ。両者はどう違い、共存するにはどうすればいいのか。

 「サイト信頼性エンジニアリング」(Site Reliability Engineering:SRE)とは、Googleが提唱した概念で、同社は「信頼性の高い本番環境システムを実行するための職務、マインドセット、エンジニアリング手法」だと定義する。SREはクラウドサービスをはじめ、企業が使うシステムの管理手法を変える力がある。

 SREを担う人をサイト信頼性エンジニアと呼ぶ(以下、本稿のSREはサイト信頼性エンジニアを指す)。SREはシステムの可用性とパフォーマンス最適化を主なミッションとしている。それを実現するために、SREはシステム管理全般にはもちろん、ソフトウェアエンジニアリングの手法にも精通する必要がある。スキルの一例としては、コードによるシステム管理が挙げられる。

 SREは、クラウドサービスの運用管理を担当する「クラウドエンジニア」に取って代わる職種ではない。むしろ、クラウドエンジニアの部隊を「補う」と考えた方がいいだろう。SREはクラウドエンジニアにツールや戦略立案といった新たなノウハウを与え、クラウドサービスの信頼性を高めるための手助けをする。

「SRE」と「クラウドエンジニア」はどう違うのか それぞれの役割を比較

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