ウクライナ侵攻で浮上する「ハクティビズム」【後編】

親ロシア派ハッカー集団「Killnet」が派手に攻撃するのは“あれ”狙い?

ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け、複数の“親ロシア”ハッカー集団が関連国へのサイバー攻撃を繰り広げている。そのうちの一つ「Killnet」の事例を見てみよう。

 リトアニアの国家サイバーセキュリティセンター(NKSC)によると、2022年6月27日に同国の政府機関や民間企業がDDoS(分散型サービス拒否)攻撃を受け、ユーザーはシステムにアクセスできなくなった。この攻撃は親ロシアのハッカー集団「Killnet」によるものだという。

 Killnetが関与する攻撃について、複数の専門家がその影響を分析した。セキュリティベンダーDarktraceでグローバル脅威分析の責任者を務めるトビー・ルイス氏は、「地政学的な動機により、ハクティビズム(政治的な目的でサイバー攻撃を仕掛けること)が混乱を引き起こした事例だ」と語る。ルイス氏によれば、Killnetは以前にも英国をはじめとするウクライナ支援国の組織を攻撃した。

痕跡から分かったKillnetの狙い

 セキュリティベンダーのEJ2 Communications(Flashpointの名称で事業展開)は、メッセージングアプリケーション「Telegram」におけるKillnetの活動から、ある狙いを読み取った。

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Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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