NHSのランサムウェア被害【前編】

ランサムウェアで英国の国営医療サービスが機能不全に その被害規模は?

英国の医療ITベンダーAdvancedのシステムがランサムウェア攻撃を受けた。同社製品は英国国民保健サービス(NHS)のさまざまな公式アプリケーションに組み込まれている。サイバー攻撃の影響はどこまで及んだのか。

 英国の医療ITベンダーAdvanced Computer Software Group(Advancedの名称で事業展開)のシステムが、2022年8月4日(現地時間、以下同じ)にランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃を受けた。Advanced製品は英国の国民保健サービス(NHS:National Health Service)のさまざまな公式アプリケーションに組み込まれており、この攻撃によって一部のサービスが影響を受けた。すぐに復旧できたサービスもあったが、復旧に時間を要するサービスもあり、複数の医療機関が紙ベースの事務処理を余儀なくされた。

復旧は長くて1カ月以上――被害の内容は

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Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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