もしもインターネットが遮断されたら【第3回】
「Twitter」と「YouTube」 政府が本当に使わせたくないのはどっち?
さまざまな国や地域で見られる、政府によるインターネット遮断。その対象になりやすいのがSNSだ。2022年、遮断時間が長かったSNSは。
VPN(仮想プライベートネットワーク)関連の情報を扱うWebサイト「Top10VPN.com」(運営:PrivacyCo)は、政府によるインターネット遮断の影響や背景について調査した。2022年は、どのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の遮断時間が最も長かったのか。
「政府が使わせたくないSNS」はこれだ 遮断されないSNSは?
併せて読みたいお薦め記事
連載:もしもインターネットが遮断されたら
インターネットについて知識を深めるには
Top10VPN.comによると、2022年に政府が実施したインターネット遮断は114件だった。そのうち53件は、何らかの抗議運動の勃発が背景にあった。「インターネット遮断の約5割が、集会を防ぐことを目的としていた」と、Top10VPN.comは説明する。政府がインターネット遮断の口実として、試験のカンニング防止や情報統制によって治安を維持することを挙げることもあったという。
紛争状況に起因するインターネット遮断は3件だった。件数は少ないものの、その損失額は合計で217億7000万ドル(約347億円)に上ったとTop10VPN.comは推計。ロシア政府が実施したインターネット遮断が大きく影響したとみる。
最も遮断時間が長かったSNSは、遮断8件で遮断時間が合計2万1650時間に上った「Twitter」だ。Twitterの遮断時間は「Instagram」と比べると56%多く、「Facebook」との比較では64%多かった。「YouTube」の遮断時間はわずか28時間だった。
抗議運動を受けたインターネット遮断の実施には、国家による暴力が伴うこともある。Top10VPN.comによれば、イラン、カザフスタン、スーダン、シエラレオネの4カ国では、2022年に抗議者の死を招く公権力の行使があった。
第4回は、インターネット遮断への対抗策を取り上げる。
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[オーティファイ株式会社] AIでコーディングは加速したのにテストはそのまま? いまQAに必要な進化とは -
事例
[オーティファイ株式会社] QAで開発サイクルを遅延させない 8社の事例に学ぶ「テスト工程」の課題解決策 -
製品資料
[株式会社ガラパゴス] 「AIっぽい広告」の山に埋もれさせない AIマーケで着実に成果をだす秘訣とは? -
製品資料
[株式会社ガラパゴス] 「広告投資」調査レポート2026:勝ち組企業は何に投資しているのか? -
製品資料
[株式会社Helpfeel] 「問い合わせの渋滞」を解消、情シスの負担を軽減する“次世代型AI”活用方法
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
2
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
3
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
4
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
5
9割が頓挫する「AI内製化」 差がついたのはツールより設計力
-
6
MS月例パッチが1000件突破 人手不足の情シスを襲う「月1回メンテ」の崩壊
-
7
技術力だけでは「上に行けない」 シヤチハタCDOが語る、情シスが次の役割をつかむ条件
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
AIエージェントはどう作る? まず押さえておきたい重要技術
-
10
「VMware離れ」は本当か 3000社がVCF 9にかじを切った現実的な理由
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
2
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
3
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
4
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
5
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
9
少額減価償却資産が40万円未満へ拡大、令和8年度税制改正で押さえるべき変更点
-
10
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー