地方の情報格差を解消する「Wi-Fi」【前編】

「Wi-Fi」は“ネット接続が不十分”な地域の救世主になるのか?

世界のデジタルデバイド(情報格差)問題の効果的な解決手段として、業界団体が目を向けるのが「Wi-Fi」だ。具体的にどのような場面での活用が見込まれるのか。

 世界中でインターネット接続は普及しつつある一方で、小規模の街や過疎地はサービスを受けられない傾向にある。無線LANの業界団体Wireless Broadband Alliance(WBA)は2022年11月、報告書「Rural Wi-Fi Connectivity: Challenges, Use Cases and Case Studies」を公開した。報告書の中でWBAは、デジタルデバイド(情報格差)解消に役立つ経済的で効果的な技術の一つとしてWi-Fiを挙げている。

 報告書によると、インターネット接続が不十分もしくは全く利用できない地方に住んでいる人は世界に約10億人以上存在する。こうした地方では、遠隔診療やオンライン教育といったデジタルサービスの利用、テレワークを前提とする就業機会の獲得が大幅に制限される。Wi-Fiをどのように活用できる可能性があるのか。

なぜ「Wi-Fi」が重要なのか 具体的な活用法は?

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Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

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