ChatGPTが犯罪に使われるリスク【前編】

「大規模言語モデル」(LLM)が犯罪さえも根幹から変えてしまう脅威

ユーロポール(欧州刑事警察機構)は、「ChatGPT」が基礎にしているような「LLM」を犯罪者が悪用した場合の危険性について、法執行機関に勧告した。どのようなリスクが考えられるのか。

 ユーロポール(欧州刑事警察機構)のイノベーションラボは、2023年3月に「ChatGPT - the impact of Large Language Models on Law Enforcement」という報告書を公開。大規模言語モデル(LLM)が犯罪発生状況に与えるプラスとマイナスの影響について法執行機関に勧告した。

 この報告書は、サイバー犯罪者に限らず犯罪者全般がLLMをどう悪用するのか、将来LLMは捜査当局にどう役立つのかといった可能性を探るために、さまざまな研究や専門家の知見をまとめている。LLMが悪用されることで起こり得るリスクとはどのようなものか。

犯罪者なら「もっともらしい文章」を生成するLLMをどう悪用するのか

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Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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