DB管理は基礎が重要【前編】

トヨタは「データベース管理」の何を間違えた? あの工場停止の原因

トヨタ自動車の部品発注システムにエラーが生じ、同社の国内全工場が一時稼働を停止する事態に陥った。原因はデータベース管理にあったとみられる。エラーを招いた要因を考察する。

 2023年8月29日、トヨタ自動車の部品発注システムにエラーが発生し、一時は同社の国内全14工場が稼働停止する状況に陥った。30日に各工場は順次稼働を再開したものの、およそ1日半全工場における製造が停止したことで、かなりの損失が出たことは間違いない。

 トヨタ自動車の発表によると、事態が発生した原因はサイバー攻撃ではなく、部品発注処理を担うサーバ複数台のうち一部が利用できなくなったことにあるという。部品発注システムは、トヨタ動車の必要なものを必要な時に必要な量だけ生産し、完成品や部品の在庫を減らす「ジャストインタイム方式」の要だ。

 今回発生したシステムエラーの背景には、データベース管理における基礎的な点が見逃されてしまった可能性が見えてくる。その詳細を考察しつつ、何が原因となる可能性があるのかを解説する。

工場停止を引き起こしたシステムエラーの原因とは?

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