「従業員監視」の法規制を巡る議論【前編】

「従業員監視」は何が“危ない”のか? コネクテッドデバイスの利用実態にメス

英国政府はコネクテッドデバイスの利用実態に関する調査資料を公開。メリットに注目されがちなコネクテッドデバイスを、従業員監視に使う際の懸念点は。

 英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(Department for Digital, Culture, Media and Sport:DCMS)の特別委員会が2023年8月に公開したレポート「Connect tech:smart or sinister」は、「コネクテッドテクノロジー」によって生じるメリットと問題点に関する調査結果をまとめた。このレポートはコネクテッドテクノロジーを、「インターネットなどのデジタルネットワークに接続される物理的なもの」と定義している。

 同レポートは、コネクテッドテクノロジーを用いた従業員の監視は「監視対象となる従業員と話し合い、同意を得た場合にしか実施できない」と結論付けている。データを自動収集するシステムを職場に導入する際は、エビデンスに基づく調査結果となるよう、改善に関する研究を外部に委託すべきだ――というのが英国政府の見解だ。

コネクテッドテクノロジーの功罪 「従業員監視」は何が“危ない”のか?

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