“あの衛星通信”が変える働き方【前編】

無線WANの革命児は「5G」ではなく「人工衛星」である理由

5Gエリアの拡大や、4Gの低廉化によって企業が「無線WAN」に注目し始めている。ただし、無線WANの回線部分としては意外な通信方法も進化しており、選択肢は5Gと4Gだけではない。

 企業用WAN(ワイドエリアネットワーク)は従来、銅線を使って周波数の高い信号を伝送する同軸ケーブル、光ファイバーケーブルなどによる有線接続が中心だった。しかし、企業向けの「5G」(第5世代移動通信システム)が広がり、「4G」(第4世代移動通信システム)はコストが低下してきたことで、企業はWANを無線で構築する「無線WAN」に注目し始めている。

 無線WANの回線に利用できるのは、4Gと5Gだけではない。人工衛星を介した衛星通信は、従来は有線接続やモバイル通信に比べて費用が高い、通信容量が小さい、遅延が大きいなどの問題があったが、この状況は変わりつつある。衛星通信の世界に何が起きているのか。

「5G」より面白い? 無線WANを変える「衛星によるあの通信」とは

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