英国Apple Storeの労働問題【第4回】

Apple Storeで起きた残念な労働問題 「コンピュータを盲信した」のが原因?

あるApple Store従業員によると、Appleは人員削減とともにさまざまな業務自動化を推進している。その結果、障害を抱える従業員に大きな不利益が生じた場面もあるという。どういうことなのか。

 英国のIT連合労働者組合(UTAW:United Tech and Allied Workers)に加入した匿名のApple Store従業員(以下、A氏)は、「退職するスタッフが増えるにつれ、自動化されたタスクが増えていく印象だ」と語る。Appleは基本的に、少ない人員で運用できるようなシステムを数多く構築している。正確に言えば、最小限の人数でより多くの仕事をこなせるようにしている。その結果、スキルが豊富ではない技術者を低コストで雇用できるようになる。

 だがA氏によると、スキルが豊富ではない従業員は相対的に製品知識が不足する傾向にあるため、自動化された業務プロセスにますます依存せざるを得なくなり、従業員の行動を追跡・監視する名目がさらに増えることになる。「こうした状況は障害を抱える従業員にとって不利益が大きい」とUTAWの事務局に在籍するエラン・コーエン氏は主張する。

包摂性の理念に反するApple社内の差別問題

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